【オパールカップ・レース概要】
岩手競馬所属馬だけではなく、全国の地方競馬に所属する3歳馬たちの芝コースにおける適性を図る重要な舞台となっている本競走だが、今年は盛岡競馬場の芝コースがコンディション不良により使用できず、ダートコースに変更して行われる。距離も1700mから1600mに変更となる。ダートコースで行われるのは、2020年以来のこととなる。

【オパールカップ・検討のポイント】
ダート変更となっても、前走のサファイア賞を圧勝したパラダイスリズムが中心で変わらないだろう。他地区からの遠征勢が、ダートだからこそより怖い存在となりそうだ。

【オパールカップ・出走馬概要】
パラダイスリズム
芝コースはJRA所属時に経験していたとはいえ、当時は未勝利だったことを考えると、2着以下に4馬身差をつけて圧勝した前走・サファイア賞に驚かされた人は多かったに違いない。当時は5番人気だった。
このダート変更は、その前走だけを見るとマイナス材料に思えるかもしれない。しかし、3走前には盛岡のダート1200m戦で初勝利を挙げており、あまり割り引く必要はないという見方も。果たして、このダート変更はプラスなのか、それともマイナスなのか、その判断がレース攻略の大きなポイントとなりそうだ。

マイベネラブル
南関東からの遠征組で、所属する船橋競馬場で3連勝中。昨年9月のジュニアグランプリ（6着）以来となる盛岡競馬場でのレースとなった。陣営にとっては、芝コースをもう一度試したいという思いも残るところだろうが、走り慣れ、結果も残しているダートコースでの出走となる点は有利。

ルーラーオブダート
この馬も南関東所属だが、この馬のほうが芝コースに賭ける思いは強かったかもしれない。昨年のジュニアグランプリで2着に入っており、芝コースでの適性はマイベネラブルよりも上とみられる。それでも門別で初勝利を挙げ、3走前と前走の大井競馬場でのダートで馬券圏内に入っており、このメンバーならダートで勝ち負けになっても不思議はない。

プリズムスペクトル
前走のサファイア賞は3着。芝コースでのレースが初めてだったことを考えれば、好内容だったと言っていいが、2勝を挙げているダートコースでより信頼性が増すことは言うまでもない。ダート変更が最もプラス材料となるのは、この馬かもしれない。

上記4頭以外では、前走のJRA条件交流で2着に入ったルボートンが有力視されそうだ。この馬もダート変更は問題ないが、今回は鞍上の関本玲花騎手が前走と違い、減量なしでの騎乗となる点がポイントとなりそうだ。

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