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『第70回エンプレス杯』(JpnⅡ、ダ2100メートル)が8日、川崎競馬場で行われる。昨年のダート女王アイコンテーラーを筆頭に、連覇に挑むグランブリッジ、5戦5勝のオーサムリザルトなど実力馬が集結。秋に実施されるJBCレディスクラシック(11月4日、JpnⅠ、佐賀、ダ1860メートル)を占う意味でも見逃せない一戦だ。
昨年の覇者グランブリッジが貫禄を示す。前走は一線級の牡馬相手に加え、前残りの展開ながらアタマ差の2着まで追い詰めた。この舞台は【2・1・0・0】と得意で、牝馬同士なら地力上位は明らか。自慢の瞬発力で他馬を圧倒する。相手はグランブリッジと接戦を演じたアイコンテーラー。前走はタイム差なしの3着と好走しており、マイペースなら好勝負が可能だ。しぶとい先行力が強みのライオットガールも侮れない。
2日目は稍重で行われ、時計は水準レベル。ペース次第で差し馬も上位争いに加わったが、全体的に見ると先行馬に有利な馬場だった。3日目も不安定な天候との予報だが、引き続き前残りに注意が必要。
◆町田直希騎手「現状は前残りで、ハナか好位の競馬が理想ですね。このあとの雨で、またどうなるかでしょう」
コーナーを6度回るため、ペースが落ち着きやすい。差し、追い込み馬は2周目の向こう正面で動ける器用さが必要。