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2019年以降、産駒が3着以内に好走した種牡馬の大まかな系統は、キングカメハメハ系が4頭、サンデーサイレンス系が4頭、Northern Dancer系が3頭、シンボリクリスエス系が2頭、そのほか2頭。なお、昨年はNorthern Dancer系にあたるミトノオー(父ロゴタイプ)が勝利していたが、その父系祖父ローエングリンを母の父に配されたバンローズキングも2019年に3着と好走していた。
ほか、2019年クリソベリル(母の父エルコンドルパサー)、2020年バーナードループ(父ロードカナロア)、2021年リプレーザ(父リオンディーズ)、2022年ブリッツファング(父ホッコータルマエ)と近年はKingmamboの血脈を持つ馬の勝利が目立ち、2020~2022年にはキングカメハメハの後継種牡馬たちで3連覇を飾っている。
チカッパは、父リアルスティール×母ユニキャラ(母の父Into Mischief)。本馬はKingmamboの血脈こそ持たないものの、その全妹にあたるMonevassiaの血を引くことに意識を向けやすい。ディープインパクトの直系も、20年3着サンデーミラージュ、23年2着キリンジが出ており、後者はKingmamboとStorm Catを併せ持つ配合にも近しいものがある。今年から施行距離が1400mとなるので一概にはいえないが、本馬自身は同距離かつ出世レースと名高い昇竜Sの勝ち馬であることを強調できるだろう。
イーグルノワールは、父ブリックスアンドモルタル×母アルティマブラッド(母の父シンボリクリスエス)。近親に09年兵庫チャンピオンシップの勝ち馬ゴールデンチケットがいる血統で、本馬自身も23年兵庫ジュニアグランプリを制した実績を持つ。同じ園田ダート1400mで施行される兵庫ジュニアグランプリに倣えばStorm Catの直系であることを評価しやすく、同レースでは2021年が1~2着、2023年が1~3着と同系統が幅をきかせている。父系と牝系が共通するペリエールを鑑みても1400~1600mが適距離となりそうだ。
■注目馬
①チカッパ、⑤イーグルノワール