メニュー
【ノトキリシマ賞・レース概要】
金沢競馬場のダート1500m戦を舞台に争われる、 3歳牝馬の重賞競走。前年までの準重賞競走を格上げする形で、2020年に重賞競走として創設された。創設された当時は出走条件の中に「金沢デビュー馬限定」というものがあったが、現在はその条件はなくなり、他地区でデビューした馬が金沢競馬に移籍した場合でも出走可能となった。
【ノトキリシマ賞・検討のポイント】
傑出した馬がおらず、やや混戦模様の面々との印象。過去の重賞実績からハリウッドスマイルが一応の中心となりそうだ。ただ不安材料も抱えており、その弱点を突く馬を探すというのも馬券戦術として一考の価値があるか。
【ノトキリシマ賞・出走馬概要】
ハリウッドスマイル
デビューから挙げた勝ち星で比較すると、4勝を挙げているこの馬がナンバーワンということになる。昨年末に笠松に遠征し、重賞でもライデンリーダー記念で3着の実績がある。
前走は地元の1700メートル戦で逃げ切り勝ちを決めたが、今回も同型馬は見当たらず、同様のレースになる可能性が高い。ただし、距離短縮で流れは前走より速くなる上に、他の人馬の目標となって、マークが厳しくなる点は頭に入れておきたいところだ。
ダノンレジェンド産駒。半兄のモーニングショーは2021年の門別・栄冠賞を勝っている。母ロマンチックは佐賀の重賞、九州ジュニアチャンピオン(2012年)、花吹雪賞(2013年)、飛燕賞(2013年)をそれぞれ制している。今回も田知弘久騎手が騎乗する。
スターマンモス
昨年7月に金沢でデビュー。そのデビュー戦は 3着だったが、直後に兵庫へと移籍。園田で1勝を挙げている。年明けから笠松の所属となり、さらに3月に金沢に戻ってきた。前走に引き続き手綱を取る吉原寛人騎手はデビュー戦、兵庫所属の形で遠征した昨年10月の金沢シンデレラカップでも手綱を取っており、全国の地方競馬で活躍する同騎手の手腕でハリウッドスマイルにどこまで迫ることができるのか、興味深い。
バトルプラン産駒。半姉のスターフジサンは2022年に金沢のサラブレッド大賞典を制している。
ラシェンテ
馬券としての魅力を考えると、未勝利馬のこの馬に注目するのも面白いかもしれない。デビューはJRAで、昨年7月に中京で行われた新馬戦で2着に入っている。その後、JRAでは4戦するも未勝利で、今年から金沢競馬所属馬となった。先月の移籍後初戦は 3着、2戦目の前走は4着と依然未勝利のままだが、JRAの新馬戦で2着に入った実績は侮れない。
コパノリッキー産駒。今回も沖静男騎手が手綱を取る。
上記3頭以外では、 3月17日(日)の金沢10R若駒賞で牡馬相手に2~3着に入ったエムティトップ、トルピードあたりまでが、馬券圏内候補となりそうだ。