今回は園田競馬場で行われるJpn2兵庫チャンピオンシップのポイントを、園田コースの馬場傾向、近年のレース結果をもとに考察していきます！ 予想にお役立てください。

いや、何がすごいってこのレース、モレイラ、川田、吉原、森泰斗、矢野、Mデムーロ、吉村智洋、武豊と。こんな錚々たるメンツのレースってなかなか見られないんじゃないですか。
以前にもお話しした通り、シンガポールの競馬場で現地の調教師と話した際、「このモレイラっていう騎手、今は知られていないが世界トップレベルのジョッキーになるから見ていてごらん」と言われましたもんね。美味しい思いをしたのはJRAに乗りに来た当初くらいですぐに人気になってしまいましたが。
毎年熱いNARリーディング争いを繰り広げる森泰斗騎手VS吉村智洋騎手をはじめとして、地方&JRA＆ワールドクラスのトップジョッキーが勢揃い。どんな駆け引きがあるのか本当にお金を払って見る価値があるレースで、ワクワクしますね。予想難しくなりますけどね（笑）

さて、このレース、今までの戦績は過去10年ではJRA栗東7勝、美浦3勝、地方馬で3着以内に入ったのは兵庫のバンローズキングスただ1頭のみとJRAの独壇場でしたが、今年から1400mに変わることで、地方勢にももう少し活躍のチャンスは出てきました。同じ距離で行われる兵庫ジュニアグランプリ、兵庫ゴールドトロフィーでは地元兵庫勢、高知勢、南関東勢がヒモに入るケースも見られます。スタミナ勝負ではJRA勢と地力の差が出てしまいますが、短距離だとペースやスタート次第でヒモが紛れる可能性は高まります。道中5番手につけられるスピードがないと厳しいですけどね。

どの馬を狙うのか? ですが、前回東京プリンセス賞でも「血統は大事です」と言って血統指数トップタイの6番人気フェルディナンドがしっかり勝ってくれました。クラシック戦ほど血統は重要ではありませんが、それでも今回も「園田コースに向いた血統」に頼りましょう。

「園田1400mダートグレードに強い血統～！」（効果音）

■兵庫ゴールドトロフィー勝ち馬
サンライズホーク（Mr. Prospector系 × Hail to Reason系）
ラプタス（サンデーサイレンス系 × Seattle Slew系）
テイエムサウスダン（Mr. Prospector系 × Northern Dancer系）
サクセスエナジー（サンデーサイレンス系 × トニービン系）
デュープロセス（サンデーサイレンス系 × Sadler's Wells系）

■兵庫ジュニアグランプリ勝ち馬
イーグルノワール（Storm Cat系 × Hail to Reason系）
オマツリオトコ（Sadler's Wells系 × Northern Dancer系）
セキフウ（Storm Cat系 × Mr. Prospector系）
デュアリスト（サンデーサイレンス系 × Mr. Prospector系）
テイエムサウスダン（Mr. Prospector系 × Northern Dancer系）

というように、2歳のジュニアグランプリではStorm Cat /ノーザンダンサー系、古馬の兵庫ゴールドトロフィーではサンデー系、ミスプロ系が強いという結果でした。興味深いですね。
では明け3歳の今の時期ではどっちが優位なのでしょう? うーん、このあたりの判断が明暗を分けそうですね。

興味深いのは、「あの」フォーエバーヤングを輩出したリアルスティール （サンデー系）× Storm Cat系のチカッパ、そしてMr. Prospector系 × Northern Dancer系のエートラックス、最後に兵庫ジュニアグランプリは時計以上に強く適距離で見直したいStorm Cat系のイーグルノワール。

血統上はこの3頭、モレイラ・吉村智洋・武豊騎手のレース運びに注目したいです。
このコース＆距離は大型馬が有利で、エートラックス、イーグルノワールにはプラスポイントですし。

地方馬では、体重面はマイナスですが近走充実一途のリケアサブル、中間の変わり身も大きく好位で競馬ができれば大化けもあるクラウドノイズの2頭と、この距離は有利なギガース、ダイジョバナイに頑張って欲しいです。

さてさて、元競馬関係者の経験をもとにコース・馬場に向いた穴馬を探す私ニャートバーのコラムも、今回で最終回です。ご覧いただきありがとうございました。
結構大穴を当てることができたので満足していますが、最後外すと悔しいですね。まあでも園田でこれほど豪華なジョッキーの競演を見ることができるのを、純粋に喜び感謝して応援したいと思います。

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