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【ブリリアントカップ・レース概要】
大井競馬場のダート1800m戦で争われる重賞競走。2018年に重賞に格上げとなった時は2000m戦だったが、翌2019年に準重賞時代の1800m戦に距離短縮となった。
5月15日(水)に行われる大井記念のトライアル競走に指定され、1~2着馬に優先出走権が付与される。南関東における重賞格付けはS3。
【ブリリアントカップ・検討のポイント】
レース間隔が空いている実績馬が目立つが、その中でも昨年の勝島王冠を勝って以来の実戦となるサヨノネイチヤが、当時の相手を考えると休養明けでも面白そうだ。また、前走で取りこぼしたマンダリンヒーローや、近走が一息続きとなっているヒーローコールらの評価もポイントとなる。
【ブリリアントカップ・出走馬概要】
サヨノネイチヤ
前出の勝島王冠での勝利だが、当時ハナ差で競り勝ったライトウォーリアは先日の川崎記念優勝馬。4キロの斤量差が味方した可能性は高いが、それでも後のJpn1馬に先着した馬であることは覚えておきたい。その勝島王冠を勝って5連勝中でもある。
今回は休養明けとなる点がポイントだが、調教環境が充実している南関東は他地区と比べて、休養明けの馬が活躍するケースが多く、あまり問題視しなくてもいいかもしれない。
マンダリンヒーロー
本来ならこの馬の名前が真っ先に出てくるべきだが、前走の隅田川オープンで2着に敗れた点が少々気になるところ。アメリカ遠征などもあったが、2022年のハイセイコー記念以来、勝ち星がない点はそろそろ指摘されるべきだろう。2着が多い馬だが、惜敗続きに終止符を打つことができるかどうか、注目したい。
ヒーローコール
昨年の戸塚記念を勝った後、勝ち星から遠ざかっている。古馬との対戦では未だ未勝利で、3歳時の戦績を考えれば、復活が待たれるところだ。今回は金沢の吉原寛人騎手が駆け付けて騎乗することになっている。名手の手綱に期待したい。
ナンセイホワイト
マンダリンヒーローやヒーローコールと同じ現4歳世代で、昨年の東京ダービー3着の実績を持つ。トライアル競走を勝ってこのレースに駒を進めてきた。大井の1800m戦は4勝を挙げる得意舞台だけに、マンダリンヒーローやヒーローコールに先着し、初の重賞タイトルを獲得するチャンスは十分にある。
上記4頭以外では、金盃を勝ったランリョウオーと当時3着のミヤギザオウが実績面から注目すべき存在となりそうだ。特にランリョウオーは昨年の勝ち馬でもあり、伸び悩む4歳勢よりチャンスは大きいと考えるべきだろう。