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川崎競馬×サンスポZBAT!競馬の〝必勝馬券コラム〟が2月にお届けするのは、報知オールスターカップ(地方交流、SⅢ、2100メートル)。このレースは例年、1月の正月競馬で開催され、年明け最初の重賞となっていたが、ダートグレードのスケジュール変更にともない2月に施行時期が変更された。
過去10年で1番人気が【8・0・2・0】と圧倒的な成績を残し、2番人気も【1・2・1・6】と安定している一方で、2022年は2、3着に11、8番人気が入るなどヒモ荒れにも注意を払いたい。さらに長丁場の重賞らしく、騎手同士の駆け引きにも注目が集まりそうだ。
また、4月に移行されたJpnⅠ「川崎記念」のステップレースにもなっており、春の川崎競馬の大一番に向けた意味でも見逃せない一戦だ。
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◎は地元・川崎所属のライトウォーリアとした。22年8月に川崎に移籍後、大きく崩れたのは初戦のスパーキングサマーカップ11着のみ。同年の埼玉新聞栄冠賞、勝島王冠勝ちを含め、東京大賞典(5着)、昨年の川崎記念(5着)、さらには2走前の白山大賞典(5着)とダートグレードで何度も上位争いを演じているように、地方馬同士では一枚上の力がある。今回コンビを組む吉原寛人騎手は「先行して崩れないイメージ。レースでは注文がつかないし、地方馬同士ならトップクラスの力がある。折り合いもつくから距離に不安はないですね」といい印象を持っているようだ。9月以来の実戦だった前走の勝島王冠でタイム差なしの2着に踏ん張っており、今回は前走から斤量1キロ減の57キロで、もまれる不安の少ない大外枠。条件が好転するここは重賞3勝目の絶好機とみた。
ヒーローコールが強敵だ。昨年8月の黒潮盃と9月のサンスポ盃戸塚記念を勝った実力馬。2走前の浦和記念ではJRA勢を相手に地方最先着となる4着に入り、前走の報知グランプリカップでは楽に逃げた勝ち馬を捕まえきれなかったものの、猛然と0秒4差の2着まで押し上げた。管理する小久保智調教師は「気が入ってきて、前走時とは全然違う動きをしている。川崎や距離は気にならないし、今のデキなら楽しみ」と強気な姿勢を崩さない。【1・1・0・1】と好相性の笹川翼騎手の継続騎乗は魅力で、上積み必至の今回は逆転も狙える。
トライアルを勝ったナニハサテオキも侮れない。昨年年始に浦和に移籍してくると、8戦6勝2着2回とほぼパーフェクトな成績を残している。ハミ受けが悪いぶん、テンに置かれる面はあるが、管理する平山真希調教師は「ハミ受けに関しては、前に行く馬ではないので問題ないと思う。ポテンシャルが高いし、競馬が上手ですからね」と能力の高さをアピールする。内枠を苦にするタイプでもなく、余勢を駆っての重賞初Vがあっても何ら不思議ではない。
JRAオープンから転入2戦目を迎えるディアセオリー、明け10歳ながら前走の報知グランプリカップを悠々と逃げ切り健在ぶりをアピールしたエルデュクラージュ、重賞で何度も上位争いを演じているスワーヴアラミスまで押さえたい。
馬券の買い目は⑨の単勝と、3連単が⑨→③①→③①④⑤⑧。(川崎競馬取材班)