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川崎競馬×サンスポZBAT!競馬の〝必勝馬券コラム〟。14日は連日の中央・地方交流重賞となる神奈川記念(1600メートル)が行われる。全国的なダート競走の体系整備により来年から川崎記念の開催時期が1月から4月に変更。それに伴う今年限定の記念競走となっている。また1923年における神奈川県内8つの畜産組合による春秋2回の競馬会の開催から、今年で100年目を迎えるにあたり〝100th anniversary〟の副題もついている。
ダート左回り1600メートルの条件は来年2月に行われるGⅠフェブラリーステークスと同じ。ビッグレースに向けて弾みをつけるのはどの馬か-。
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◎ニューモニュメントは今年の川崎記念で3着に好走した実力馬。ここ2戦は6、4着と馬券に絡めていないが、2走前のGⅢシリウスSでは7番手追走からしぶとく伸びて3着と0秒3差、前走の福島民友Cではレコード決着の中、11、12番手を追走し、メンバー最速タイの上がり時計をマークして0秒4差まで追い上げた。両レースともに全く悲観する必要のない内容で、小崎憲調教師は「状態は引き続きいい。川崎コースは川崎記念で経験済みだし、距離もむしろこれくらい(1600メートル)の方が合っていると思う。コーナー4つという条件もいいので改めて」と期待を膨らませる。前走が59キロの酷量を背負っていただけに、今回は58キロと負担重量が1キロ減るのは魅力。重賞初制覇の絶好機とみる。
逆転候補の筆頭はキャリックアリード。昨年6月のデビューからここまで【4・0・2・0】と抜群の安定感を誇る。「ここを本線に進めていたので仕上がりは問題ない。初めてのナイターだし、走りが軽い馬なので川崎がマッチするかどうか。でも左回りはいいのでチャンスはあると思う」と高橋文雅調教師は強気な姿勢を崩さない。先行、差し自在の脚質で、ロスなく立ち回れる3枠は好都合。鞍上に南関をよく知る御神本訓史騎手を配してきた点にも勝負気配が漂う。
実績最上位のバーデンヴァイラーも侮れない。昨年7月にJpnⅢマーキュリーCで重賞初制覇を飾ると、今年2月のJpnⅢ佐賀記念でも4コーナーで先頭に立つ堂々の競馬で押し切った。「前走は休み明けで、途中で(他馬に)まくられてやめてしまうかもと思ったが、最後は盛り返していた。距離のマイルも大丈夫だと思う」と斉藤崇史調教師。別定60キロを課せられたが、気分良く行ければ残り目も十分にありそうだ。
前走の奥羽Sを逃げ切ってオープン入りを決めたヴィブラフォン、復帰戦の福島民友Cは6着だが、休み明けを使われて良化必至のユティタムが続く。昨年の全日本2歳優駿でデルマソトガケにアタマ差まで迫ったオマツリオトコにも注意が必要だ。地方馬からは3戦続けて3着以内と相手なりに動いているマッドルーレットを推したい。
馬券の買い目は⑪の単勝と、3連単が⑪→③⑧→③⑧④⑤⑥⑩。(川崎競馬取材班)