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12月の川崎競馬も11月に続き連夜の重賞開催と、豪華な番組構成となっている。川崎競馬×サンスポZBAT!競馬の〝必勝馬券コラム〟が13日にお届けするのは、未来優駿2023の最終戦にして、2歳の砂のチャンピオン決定戦・全日本2歳優駿(JpnⅠ、1600メートル)。2歳戦で唯一のJpnⅠ競走、かつ米国・ケンタッキーダービー出走馬選定ポイントシリーズの対象レースとなっている重要な一戦だ。
2020年の覇者アランバローズは翌年、東京ダービーを制し、21年のドライスタウトは4歳秋を迎え、テレ玉杯オーバルスプリントと武蔵野ステークスを連勝。さらに昨年の勝ち馬デルマソトガケは今年のUAEダービーを勝ち、ケンタッキーダービーにも出走。ブリーダーズカップクラシックでは2着と奮闘した。来年はダート変革元年を迎える。このレースを制して来年に飛躍を遂げるのはどの馬か、楽しみでならない。
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ここはイーグルノワールに◎を打った。デビュー戦は芝のマイルで0秒6差の4着。2戦目にダートへ矛先を向けると、軽快なスピードを武器に3連勝。前走のJpnⅡ・兵庫ジュニアグランプリ(1400メートル)ではサトノフェニックスとマッチレースを展開して、ハナ差で制する勝負根性も示した。「2走前も、ハナ差の前走も根性のある勝ち方をしている。差し返していたし、馬体を併せるといいね。先行力があるし、距離はマイルの方がいいと思う」と管理する音無秀孝調教師は期待を寄せる。距離の長短を問わず、展開に応じて動ける機動力がこの馬の最大の武器で、重賞連勝&2歳王者に輝く可能性は極めて高い。
強敵はフォーエバーヤング。デビュー2戦目で挑んだ前走のJBC2歳優駿は後方3番手追走から徐々にポジションを上げ、余力十分に差し切り1馬身半差をつけて快勝した。陣営は「6日の追い切りはしっかりやりました。動きは良かったし、具合はいいと思います。1600メートルの小回りは少し短いかなと思いますが、パワーはあるので川崎の馬場は問題なさそう。しっかり力を出し切れれば」とコメント。もまれ込む不安の少ない大外枠は都合が良く、逆転も十分に狙える。
イーグルと前走で接戦を演じたサトノフェニックスも侮れない。デビューからここまで3戦2勝、2着1回とパーフェクト連対。前述した通り前走は敗れはしたものの、一度前に出られても差し返しにいく根性が光った。西園正都調教師は「前走は惜しかったね。負けはしたが勝ちにいく競馬ができていたし、決して力負けだとは思っていない」と分析する。血統から距離延長に不安はなく、トリッキーな川崎コースに対応できれば食い込む余地はある。
対する地方馬からはホッカイドウ所属のサントノーレを推す。2走前に鎌倉記念を制した実力馬。前走は勝ち馬に徹底マークされる厳しい展開で6着に敗れたが、0秒4差に踏ん張ったのは地力が高い証拠だろう。相性のいいコースに戻れば巻き返しがあっていい。浦和のアムクラージュは新設重賞のルーキーズサマーCをV。前走の鎌倉記念は敗れたが「この中間は入念に乗り込んで動きがいい。ここが今年の最大目標だし、パワータイプだからある程度前につけられれば」と藤原智行調教師。勝ったルーキーズサマーCと同様に、早めに先頭に立てれば粘り込みもある。前走で地方のダートに対応したゼルトザームや、ダートでは底を見せていないナスティウェザーも押さえが必要。
馬券の買い目は①の単勝と、3連単が①→⑫⑨→⑫⑨③⑦⑧⑩。(川崎競馬取材班)
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2024年4月27日(土) 13:15 | ||
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