２歳砂の王者決定戦で、米ＧⅠケンタッキーダービーの出走馬選定ポイントレースの一つ『第７４回全日本２歳優駿』（ＪｐｎⅠ、ダ１６００メートル）が１３日、川崎競馬場で行われる。ＪｐｎⅡ兵庫ジュニアグランプリを制したイーグルノワールを筆頭に、ＪｐｎⅢＪＢＣ２歳優駿の覇者フォーエバーヤングなどＪＲＡ勢は強力なメンバー。対する地方馬はＳⅡ鎌倉記念勝ち馬サントノーレなどが迎え撃つ。来年を見据えれば見逃せない一戦だ。

ダート転向後３戦無敗のイーグルノワールが主役だ。前走は直線で差し返す勝負根性を見せて重賞初制覇を飾った。２走前に左回りのマイル戦をこなしており、小回りも前走で克服済み。４連勝でＪｐｎⅠのタイトルを手にする。相手はＪＢＣ２歳優駿を制したフォーエバーヤング。小回りへの対応が鍵だが、好位で追走できれば勝機十分だ。前走で◎と接戦を演じたサトノフェニックスも差はない。

◆川崎１６００メートル…１コーナーまでの距離が長く、流れは落ち着きやすい。位置取りが鍵を握る。

２日目は稍重。前日と同様にパワー優先の馬場で、時計は遅く、差し馬の好走が目立った。３日目は回復に向かう見込みだが、引き続き力の要る状態が続くとみる。差し馬にも一定の注意が必要。

◎降水確率＝午後、夜ともに１０％。

◆山崎誠士騎手「湿っているけど、初日と同じようにタフな馬場。無理に先行すると止まりやすい」

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