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伝統と格式がある浦和最大のレース『第44回浦和記念』(JpnⅡ、ダ2000メートル)が23日、浦和競馬場で行われる。日本テレビ盃で2着と善戦したテンカハルを筆頭に、ダートグレードで上位争いを繰り広げているメイショウフンジン、南関の春秋SⅠを制したセイカメテオポリスなど中央、地方の実力馬が集結。今後の中・長距離路線を占う意味でも重要な一戦だ。
メイショウフンジンが主役だ。前走の白山大賞典は厳しい展開で2着に敗れたが、半馬身差に盛り返す勝負根性を示した。小回り向きの先行力が最大の強みで、好位でリズム良く立ち回って重賞初Vを飾る。テンカハルも侮れない。ダート転向後は【2・2・1・1】で、2走前のJpnⅡで2着。初の浦和を苦にしなければ好勝負が可能だ。好位で流れに乗れればヒーローコールも上位をにぎわす。
◆浦和2000メートル…コーナーを6度回るため、スローになりやすい。差し、追い込み馬は道中まくれる器用さが必要。
◆優先出走権 『浦和記念』の1、2着馬(地方所属馬に限る)には「東京大賞典」(12月29日、大井、GⅠ、ダ2000メートル)の優先出走権が与えられる。
3日目も良で行われ、時計は水準級。前残り気味だった開催前半と違い、極端な有利不利は見られなかった。4日目も晴れ予報のため、同様の馬場が見込まれる。差し馬にも一定の注意が必要。
◎降水確率=午後0%、夜10%。
◆橋本直哉騎手「稍重に近い良馬場で蹄のかかりが良く、走りやすい馬場。逃げも追い込みも利く感じです」