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ウマニティ重賞攻略チームがダートグレード競走をあらゆる切り口で考察!今回はレディスプレリュード2021・血統予想をお届けします!
2016年以降、3着以内に好走した種牡馬の大まかな系統は、サンデーサイレンス系が7頭、Northern Dancer系が5頭、A.P. Indy系が2頭、Mr. Prospector系が1頭。なお、昨年はサンデーサイレンス直系となる1番人気マルシュロレーヌ(父オルフェーヴル)が後続に3馬身差を付けて快勝している。
血統傾向としてはクロフネの血を引く馬の好走が目立ち、直仔はホワイトフーガとトーコーヴィーナスが16年に2着同着となるほか、前者は15年3着、16年2着、17年2着とリピーターとしても活躍。また、母の父としては18年2着ブランシェクールを挙げられる。17年3着アンジュデジール、20年1着マルシュロレーヌは母の父がフレンチデピュティ(=クロフネの父)となり、データ集計期間外となるが11・12年に連覇を果たしたミラクルレジェンド(母の父Awesome Again)や14年1着ワイルドフラッパー(父Ghostzapper)も父または母の父がDeputy Minister(=フレンチデピュティの父)の直系だった。
レーヌブランシュは、父クロフネ×母アンジュエ(母の父アグネスタキオン)。本馬は好相性を示すクロフネの直仔。昨年のレディスプレリュードでは4着に敗れているものの、水の浮く不良馬場に苦しめられていたので、馬場状態次第では見限れないところがある。事実、同コースで行われた今年のTCK女王盃では両レースの勝ち馬マルシュロレーヌとの着差が1/2馬身差にまで詰まっていた。牝馬限定戦に限ればデビューから一度も掲示板を外していない堅実タイプでもあり、久しぶりに手綱を取る松山騎手とコンビにも改めて注目したい。
クリスティは、父キズナ×母ホワイトアルバム(母の父クロフネ)。本馬は母の父にクロフネの血を引くが、父サンデーサイレンス系×母の父Deputy Minister系という大まかな血統構成は昨年の勝ち馬マルシュロレーヌや11・12年と連覇を達成したミラクルレジェンドと同じ。重賞でも先行できるだけのスピードがある一方で、芝のレースでは切れ負けしている印象も否めないだけに、ダート路線にも活路を見出したいところだろう。なお、地方ダートは川崎競馬場で施行された20年関東オークスで3着の実績がある。
サルサレイアは、父クロフネ×母サルサクイーン(母の父リンドシェーバー)。本馬もレーヌブランシュと同様にクロフネの直仔となるが、半姉には先日行われた日本テレビ盃で並み居る強豪牡馬を相手に逃げ切り勝ちを収めたサルサディオーネがいる血統。3走前のスパーキングレディーカップでは9頭立てのブービー人気ながら5着、20年クイーン賞でも7番人気3着と健闘しており、先述した半姉も7歳になってからの躍進ぶりが際立つだけに、まだまだ強くなっていく可能性は十分にあるだろう。
■注目馬
⑧レーヌブランシュ ①クリスティ ⑤サルサレイア
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