メニュー

競馬予想のウマニティ

ウマニティからのお知らせ

新着地方競馬ニュース

【マリーンC】レース展望

0  1  569

【マリーンC】レース展望

 2日(木)に船橋競馬場で、牝馬の交流重賞・第24回マリーンC(交流GIII、3歳以上オープン、牝馬、別定、ダート・左1600メートル)が行われる。新年度の幕開けを告げる注目の一戦を展望していきたい。



★パッシングスルーが2度目のダート戦でさらに前進



 昨秋にトライアルの紫苑S(GIII)を制し、GIの秋華賞に出走を果たしたパッシングスルー(美浦・黒岩陽一厩舎、4歳)。初のダート戦となった前走のエンプレス杯(交流GII)で見せ場十分の3着に善戦しているだけに、慣れが見込める今回はさらなる前進が期待できそうだ。



 エンプレス杯ではレース前半のポジション取りに手間取るシーンがあっただけに、マイルへの距離短縮でいかにスムーズに追走できるかが上位争いに加わるカギになりそうだが、新コンビ結成となった内田博幸騎手は南関東を知り尽くしているだけに、その手腕に期待したいところ。



 先行馬がズラリと揃い序盤からペースが上がる可能性が高いだけに、それなりの位置につけてしっかり脚を溜めることができれば、最後の直線で差し脚を伸ばすことができるのではないか。



★好位からでも大崩れはないラインカリーナ



 昨年の関東オークス(交流GII)を制しており、2歳6月のデビューから13戦してすべて5着以内と大きく崩れたことがないラインカリーナ(美浦・武藤善則厩舎、4歳)も、展開ひとつで上位争い可能な一頭。



 トップハンデの57キロを背負う点や、久々のマイル戦など課題はあるが、近走は好位に控えても最後まで食い下がっているだけに、今回も有力馬の一頭と評価して間違いないだろう。



 船橋コースは昨年末のクイーン賞(交流GIII)で経験しており、54キロの斤量で3着だった。条件は決して楽ではないが、好スタートを決めて前々で粘り込みを図りたいところだ。



★メモリーコウが“レジェンド”的場文男と初コンビ結成



 初の重賞挑戦となった2走前のTCK女王盃(交流GIII)で3着に善戦したメモリーコウ(栗東・松永幹夫厩舎、5歳)は、南関東が誇る“レジェンドジョッキー”的場文男と新コンビを結成してタイトル奪取を狙う。



 前走の仁川Sでは12着に敗れているものの、牡馬混合だったことや実績のない2000メートルの距離だったことを考えても参考外とみていい。牝馬限定戦なら、引き続き好勝負を期待したいところだ。



 左回りに実績がないのは気になるところだが、1700メートルで勝ち星があり、デビュー当初は1400メートルでも上位争いしていたことを加味すれば、マイルの距離になるのは歓迎材料と言っていいのではないか。



★武豊騎乗のスマートフルーレが果敢に格上挑戦



 JRA所属馬4頭の中では唯一、3勝クラスからの格上挑戦となるスマートフルーレ(栗東・南井克巳厩舎、4歳)。これまでオープンクラスのレースに出走した経験はなく、“格”という点では見劣るが、掲示板を外したことがない安定感を武器に大駆けを狙いたい。



 左回り、マイル戦、地方の馬場、すべてが未経験で、格上挑戦と考えると55キロのハンデも決して有利とは言えない。走ってみないとわからない部分が多いのは確かだが、これまでは相手なりに力を発揮してきただけに、今回も大きな着を取る可能性は低そう。



 2008年のメイショウバトラー以来、12年ぶりとなるマリーンC制覇を狙う名手・武豊騎手の手腕にも期待したいところだ。



★新天地で完全復活を目指すラビットラン



 南関東に移籍して初戦を迎えるラビットラン(船橋・佐藤裕太厩舎、6歳)が、リーディング首位を独走する南関東の名手・森泰斗騎手と新コンビを結成して船橋競馬場に初登場する。



 近走は11、12着と大敗が続いているが、2018年にブリーダーズゴールドC(交流GIII)を制しており、JBCレディスクラシック(交流GI)でも2着するなど牝馬の交流重賞ではすべて3着以内と結果を出している。ガラリ一変があっても驚けない一頭だ。



 南関勢では、前走のエンプレス杯(交流GII)で“アッ”と驚く2着激走を見せたナムラメルシー(大井・福田真広厩舎、6歳)にも注目が集まる。船橋コースでは結果が出ていないものの、マイルの距離は走り慣れているだけに、前走の再現があるかもしれない。



 もう一頭挙げるなら、交流重賞で2度の2着があり、2走前の報知グランプリカップ(SIII)で復活を印象づける勝利を挙げたサルサディオーネ(大井・堀千亜樹厩舎、6歳)だが、先行馬が揃っているだけに自分のペースで先行できるかが焦点となりそうだ。

この記事はいかがでしたか?
ナイス  (1)

 ナイス!(1

このニュースへのコメント

コメントの投稿は会員登録(無料)が必要です。
コメントはありません。
関連ニュース
【ブリーダーズGC】関東オークス馬レーヌブランシュが中心
2020年8月13日(木) 04:57
©サンケイスポーツ  0  1  774
【12日川崎11R】垣見のギャンブル三昧
2020年6月12日(金) 04:58
©サンケイスポーツ  0  0  271
【関東オークス】レーヌブランシュが差し切り重賞初V!
2020年6月10日(水) 20:35
©サンケイスポーツ  0  0  488
【関東オークス】払い戻し&全着順
2020年6月10日(水) 20:34
©サンケイスポーツ  0  0  641
【関東オークス(Jpn2)【指定交流】3歳牝馬オープン】(川崎)~レーヌブランシュが優勝
2020年6月10日(水) 20:34
ウマニティ  0  0  655
新着ニュース
【浦和・さきたま杯2024】地方ランク1位 夢月の選ぶ3頭「前走は負けてなお強し。展開向きそうで人気妙味もある」
6月19日(水) 11:40
ウマニティ ウマニティ編集部ウマニティ編集部 91
【サンスポ賞さきたま杯】コスダコレダ~地元アマネラクーン素質開花
6月19日(水) 11:00
©サンケイスポーツ  60
【サンスポ賞さきたま杯】絶対王者レモンポップが主役
6月19日(水) 11:00
©サンケイスポーツ  173
【浦和・さきたま杯2024】地方競馬重賞展望 順調度一歩リードのシャマルが、得意距離に戻ってJpn1連勝へ
6月19日(水) 10:00
ウマニティ 菅野一郎菅野一郎 174
【若潮スプリント】コスダコレダ~フクノフードゥル上積み大
6月19日(水) 08:28
©サンケイスポーツ  208

人気ニュース

【浦和・さきたま杯2024】山崎エリカのDG攻略 直線が短い浦和コースは早めに動ける地方馬を警戒
6月18日(火) 14:05
ウマニティ 山崎エリカ山崎エリカ 637
【浦和・さきたま杯2024】ズバリ!調教診断 ウッドで自己ベストを更新のレモンポップ
6月17日(月) 10:52
ウマニティ ウマニティ編集部ウマニティ編集部 616
【浦和・さきたま杯2024】データ分析 4項目で減点ゼロの4頭からシャマルをトップ評価に
6月17日(月) 10:45
ウマニティ ウマニティ編集部ウマニティ編集部 497
【浦和・さきたま杯2024】血統アナリシス 昨年はエスポワールシチー産駒のワンツー決着、ゴールドアリュール直系が異彩を放つ
6月17日(月) 10:50
ウマニティ ウマニティ編集部ウマニティ編集部 333
【大井・帝王賞2024】選定馬(6/17)
6月17日(月) 17:55
ウマニティ ウマニティ編集部ウマニティ編集部 220

トップ予想家
U指数
凄馬
ROBOTIP