ハナにこだわる馬不在で、クリスティ、ラインカリーナあたりの逃げが予想されるメンバー構成。そこで◎には、ファッショニスタこそ不在であったものの、昨年のJBCレディスクラシックの再戦のようなメンバー構成となった1月のTCK女王盃で、現役最強の砂の女王マルシロレーヌと0.1秒差(2着)と好走した(8)レーヌブランシュを推します。TCK女王盃もハナにこだわる馬不在で前が楽な流れ。レーヌブランシュは大外枠から手綱をしごいて前に行ったことで展開に恵まれた面がありました。

　しかし、今回も前が楽な流れが予想されるだけに、同馬を本命としました。近3走は行きっぷりが悪く、大敗の連続でしたが、立て直されての今回は巻き返しが期待できるでしょう。

　○は、目下3連勝で関東オークスを制し、前走のジャパンダートダービーでも3着と好走した(6)ウェルドーン。今年のジャパンダートダービーは、上位馬のその後の負けっぷりからお察しのとおり、関東オークスよりもレベルが低かったのですが、同馬は4角で大外に張られる不利がありました。本来の能力を出し切れていないので、ここで巻き返しがあっても不思議ありません。3歳馬だけに休養中の成長にも期待が高まります。

　▲は、前々走のマリーンＣで重賞初制覇を果たした(3)テレオーマ。前々走はサルサディオーネがペースを引き上げたことで前が崩れ、展開がかなり楽ではありましたが、ぶっちぎりの末脚で優勝した点は褒められます。前走のスパーキングレディーＣ当日は、不良馬場で5～10Rまでの計5レースで逃げ馬が3着以内に好走と、逃げ馬天国で、勝ちを意識していつもよりも早めに動いたことが仇。展開に関係なく、前半でしっかりと脚をタメての自分の形なら、ここも通用するでしょう。

　あとは△に初めてのダート戦となった関東オークスで、勝ち馬◎レーヌブランシュには5馬身半引き離されたとはいえ、3着とまずまずの走りを見せた(1)クリスティ。今回は関東オークス以来の芝のレースとなりますが、芝を使われている間の成長力と前有利の展開を考慮して押さえます。

　他では、前々走のスパーキングレディーＣでは、速い流れを好位の内でレースを進めて3着と好走した(7)グランデストラータ。前々走はサルサディオーネに6馬身差を付けられたもののリネンファッションにクビ差。そのリネンファッンがその次走のブリ―ダーズゴールドＣで2着と好走していることから　この馬も通用するでしょう。前走で秋桜も7馬身差で圧勝しており、勢いもあるので警戒しました。