ここでは昨年のドバイゴールデンシャヒーンや前走のサウジアスプリントで2着の実績があるマテラスカイの能力が断然。特に前走は大外枠から米国の快速馬たちをぶっ潰して逃げ、3～4コーナーでは後続を引き離して、New York Centralとクビ差。素晴らしい内容でした。しかし、今回は帰国初戦の休養明け。叩き台の一戦だけに、先月の平安Ｓのゴールドドリーム(3着)のような結果に終わる可能性もあります。また、この馬は、地方の深いダートでの実績がひと息なのもネックです。

　そこで今回の◎には、レースを順調に使われている強みを生かして、(4)ショームを推します。マテラスカイが本来の能力を発揮できない前提ならば、JRAのオープン勝ちの実績があれば、十分通用するはず、また、この馬は差し、追い込み馬だけに、マテラスカイがスピードの違いで逃げる展開も、2着、3着狙いならドンピシャな感があります。

　○は、前記した快速馬(9)マテラスカイ。2連続好走が難しい逃げ馬ということもあり、出遅れたり、最後失速したりして、豪快にぶっ飛ぶ危険性も十分あります。しかし、ここまで相手が弱化すると、大きくは評価を下げられません。

　▲は、前々走の大和Ｓでは、重馬場で高速ダートではあったにせよ、前半3F33秒7-後半3F36秒1の超絶ハイペースを2番手から抜け出して完勝した(12)スズカコーズライン。前半33秒台、良馬場で34秒台前半のスピードがあれば、○マテラスカイのペースにも楽について行けるでしょう。

　あとは△に前走のキンシャサノキセキＰで、JRAの3勝クラスで何度も掲示板入りをしているガンジーを撃破して連対した(6)ソルサリエンテと(11)フジノパンサー。

　他では、前走のジャスタウェイＰで、△ソルサリエンテを撃破して勝利した(3)ニットウスバル。実力はソルサリエンテよりも上ですが、今回では反動が出る危険性もあり、狙い下げました。

　最後に前走のさきたま杯で4年前のカペラＳ以来の重賞制覇を果たした(7)ノボバカラ。しかし、前走は前半3F35秒2-後半3F38秒2のオーバーペースの内々をロスなく立ち回り、実質、差す形での勝利。全てが噛み合っての好走で、今回、斤量58kgを背負うことを考えると、狙い下げるのが上策でしょう。


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