2歳ダートの頂上決戦、全日本2歳優駿。このレースは、2歳チャンピオン決定戦らしく、芝の朝日杯ＦＳ同様に成長力が重要ポイント。近走で凡退が続いて成長力にやや疑問府がつく馬は、苦戦している傾向があります。つまり、高い能力を持ち、近走成績も良い勢いのある馬を狙うのが基本です。

　よって、◎には、デビューから上昇一途で前走の兵庫ＪＧを制した(5)デルマルーヴルを推します。前走はハイペースを出遅れて大外から位置を上げるロスが大きい内容ながら、2着に4馬身差の圧勝。北海道2歳優駿と指数を比較しても兵庫ＪＧのほうが高いという理由からも、この馬を本命としました。

　○は、前走の北海道2歳優駿では、ハイペースで逃げて2着に粘った(3)イグナシオドーロ。北海道2歳優駿で逃げた馬というのは、2012年の2着馬ジェネラルグラント(7番人気)のように、このレースでしばしば穴を開けます。今年の北海道2歳優駿も、3着馬を5馬身突き放したように、なかなかハイレベル。上昇力次第では、ここも通用するでしょう。

　▲は、デビューから3連勝目で前走の鎌倉記念を圧勝した(10)ミューチャリー。この馬に10馬身以上引き離されたヒカリオーソが次走の平和賞を勝利していることから考えてもなかなかのレベルにあるはず。底を見せていない怖さもあるので3番手評価としました。

　以下特注馬として、に先行策からメンバー最速の上がりを駆使して2戦2勝の(12)ノーヴァレンダ。この馬も前走のもちの木賞で圧勝。前走内容は申し分なく、内枠の逃げ馬の出方を窺いながら好位で立ち回れる優位性もあるので、侮れない存在です。

　あとは△に展開に恵まれた面はありますが、前走の北海道2歳優駿を制した(13)ウインターフェルも一応、押えておきましょう。