主役不在と言われている兵庫ダービー。そう言われてしまうのは、主に一冠目の菊水賞で断然の1番人気に支持されたコーナスフロリダが取りこぼしてしまったからではないのか？

　しかし、菊水賞でのコーナスフロリダは、出遅れて外からロスを作りながら内枠からロケットスタートを切ったアゼツライトの2番手まで追い上げ、負かしに行ったのが敗因。完全な実力負けではないでしょう。また、菊水賞で4着に敗れたことで、兵庫ＣＳをスキップして、ここを目標としたローテーションも◎。ここは兵庫2歳チャンピオンのコーナスフロリダの巻き返しに期待して、本命◎に抜擢。

　○は、菊水賞を含めて逃げて5勝を挙げているように、楽にハナへ行けると強い(2)アゼツライト。前走の兵庫ＣＳは相手が強く、ハナに行けずに7着大敗を喫しましたが、兵庫勢が相手のここなら、楽にハナへ行けるはず。今回も内枠を引き当てているだけに、巻き返しを期待しました。

　▲は、昨年末の園田ジュニアグランプリで◎コーナスフロリダと0.2秒差(2着)のテクノマインド。休養後の近2走は先行して終いが甘くなるレースが続いていますが、休養明け3戦目の変わり身に期待しました。

　以下特注馬として、園田クイーンセレクション・3着や若草賞・2着など、スプリント路線で結果を出して来た(4)ミネオラチャン。今回は中距離戦ですが、牝馬限定戦の3走前のル・プランタン賞や前走ののじぎく賞は、前有利の流れ。テンに置かれるところがあるこの馬には展開不向きでした。昨年暮れの園田ジュニアＣで3着の実績馬だけに、一考の余地があるでｙそう。

　あとは△に中央から園田に移籍して地力をつけ、前走の3歳特別戦を3コーナー先頭から押し切って圧勝した(9)クリノヒビキ。ただし、前走は園田ジュニアグランプリや菊水賞など、重賞で大敗している馬たちが相手で、メンバーに恵まれたのも確か。また、余力面でも不安があるので一番下の評価としました。