ＪＲＡ出走馬の力量関係はほぼ同等。人気のニシケンモノノフの前走・フェブラリーＳは、淀みない流れの2番手を追走して5着と内容は濃いものがありました。しかし、今回であれ以上の競馬となると「？」です。

　力量同等ならば、フェブラリーＳで力を出し切らなかったキングズガードのほうにお釣りがあるはず。よって、◎は前々走の根岸Ｓで4着とニシケンモノノフに先着の(9)キングズガードを推します。今回は内枠のニシケンモノノフにグレイスフルリープが競り掛けてペースが上がりそうなだけに、この馬の差し切が面白いでしょう。
　○は、前走のフェブラリーＳで一旦はハナを主張したように、ダートスタートよりも芝スタートでこその(3)ニシケンモノノフ。この馬はダートスタートだとテンがそれほど速くないので、無理に出して行ったり、グレイスフルリープに競り掛けられた場合が厄介。また、前走のフェブラリーＳを大目標とし、そこで結果を出したあとの一戦となるために、疲れが心配で対抗評価としました。

　▲は前走のバレンタインＳは、終始外々を先行して勝つなど、近走充実の(12)ブラゾンドゥリス。昨年のこのレースでニシケンモノノフが大外枠から先行して2着に好走したように、このレースは競られたり、突かれたりする内枠よりも1-2コーナーをゆったりと進入できる外枠のほうが有利。ここも有力でしょう。

　以下特注馬として、昨年3月のポラリスＳやサマーチャンピオンを逃げ切りしているように、ハナへ行けると強い(6)グレイスフルリープ。今回は休養明け3戦目で変わり身が見込め、さらにハナも主張できる組み合わせなので軽視禁物です。

　あとは△に前半3Ｆ34秒1-後半3Ｆ37秒8のハイペースで流れた昨年の東京盃で勝利した(10)ドリームバレンチノ。この馬は昨年のこのレース同様に斤量59㎏を背負いますが、ハイペースを想定して買い目に加えます。