大井のダートは高速馬場を通り越して、ぐじゃぐじゃ馬場の消耗戦。前が崩れて外差し有利の馬場状態。うっかり出遅れて勝ちに行かなかったタイプの馬が勝ち負けしています。

　一旦は、久々のダート戦でいきなり結果を出したシゲルカガの本命も考えたものの、今日の傾向を考えると脚質と枠順が最悪。この馬はスタート直後がダートのレースを未経験ですが、ダートで行き脚がつかずに“出負けました”のパターンのほうが恵まれる気がします。

　そんなこんなで、◎には逃げるシゲルガガを大名マークで、楽な競馬が出来る可能性が高い(7)ダノンレジェンドを推します。この馬は、前々走のカペラＳを速いペースで逃げて圧勝するなど、ハイレベルで力をつけています。それはこの路線のチャンピオンクラスを相手にしても遜色ないし、ＰＰ指数上はそれ以上と言えるほどです。今回は休養明け2戦目ですが、前走・黒船賞は出負けして、この馬の全能力を出し切ったとは言えないレース内容でしたので、反動が出る可能性は薄いと見ました。馬場状態を考えると、前々走ほど高いパフォーマンスは発揮できないかもしれませんが、それでも勝ち負けできるレベルの馬と見ました。

　○は久々のダート戦でオープンを勝てるほどダート適性が高い(2)シゲルガガ。今回はダートに慣れて、更に指数を上昇させてくる可能性もあります。展開上は好ましくなくとも、この馬の成長力、将来性に賭けました。

　▲は昨年のＪＢＣスプリントの2着馬(11)サトノタイガー。ゴリ押しでペースアップして逃げた昨年の東京盃で6着。この馬が刻んだペースのおかげで、ノーザンリバーが勝つことが出来ました。一転、追い込んだカペラＳでは2着という落差から、この馬は実は差したほうがいいタイプ。前々走の根岸Ｓでも外から被されないようにと、序盤から無理させて行ったことが祟って16着に失速しました。今回はテンの速い馬がいる上に、外枠。さすがに観念して、ある程度脚を溜める競馬をするのではないかという計算。外差し要因の馬です。昨年のＪＢＣスプリントではドリームバレンチノと同タイムの2着だったように、能力差はないので、斤量が重いドリームバレンチノよりもこちらを取りました。