昨年のこのレースで2着馬アクティビューティに推定11馬身差をつけ、「ウソでしょ！？」という強さで勝利したワイルドフラッパーが出走します。今回は昨年のこのレース以降で先着を許したサンビスタもトロワボヌールも出走していない状況。しかし、私的には、サンビスタやトロワボヌールが出走していても(11)ワイルドフラッパー本命を打ったし、フェブラリーＳに出走していたとしても確実に上位に印を打ちました。

　昨年のこのレースのワイルドフラッパーはそのくらい強かったし、マリーンＣも正攻法の勝利しているようにマイル戦もダメじゃない･･･ＰＰ指数の裏付けもしっかりとあります。昨年8月のブリーダーズＧＣではサンビスタに、ＪＢＣレディクラシックではサンビスタとトロワボヌールに先着を許しましたが、それはワイルドフラッパーびとっての低迷期で本調子になかっただけ。また、ＪＢＣレディスクラシックはスタートがあまり良くなかったのに、3コーナーでは先頭に並びかけ、勝ちに行き過ぎました。

　しかし、今回は調整が間に合わなかったけど、目標のＪＢＣレディクラシックを目指して出走に踏み切った前回の休養明け(ブリーダーズＧＣ時)時よりも、調教量が豊富。ここは取りこぼさないな可能性が高いと見て、断然の人気ではありますが◎にしました。全盛期のスマートファルコンほど絶対的な存在ではないのに、単勝1.0倍というのはどういうこと(？)と思いますが、逆らう理由もないのでしかたないです。

　○は今回と同距離コースの関東オークスの3着馬で、目下2連勝中の(5)アムールブリエ。ＪＲＡの準オープンを勝利すれば、交流重賞通用の目途は立ったもの。指数の裏付けもあります。ただ、交流重賞では差し馬でもある程度、自分から動いて勝ちに行く必要があり、前走では差して勝っているということに一抹の不安は感じます。また、前走のパフォーマンスがけっこう高かったのも気になるところですが、他のＪＲＡ勢との比較でこの馬を対抗としました。買い目を絞るならば、昨夏以降はワイルドフラッパーに完敗のケイティバローズやアクティビューティよりも新興勢力のこの馬でしょう。

　▲は8歳になっても衰えることなく、中距離戦以上では一昨年より昨年のほうが強いレースをしている(9)アクティビューティ。昨年のこのレースでは◎ワイルドフラッパーに子供扱いされましたが、昨秋のレディスプレリュードではワイルドフラッパーと0.3秒差、ＪＢＣレディスクラシックではワイルドフラッパーと0.4秒差です。この馬は安定感あるタイプなので、ここも大崩れする可能性は低いでしょう。

　△はダート戦での実績はＪＲＡの1000万下を勝っただけで、能力は前記の馬よりもやや劣りますが、芝のレースを使われている間に力をつけた可能性もある(2)ケイティバローズ。ダートのキャリアが浅い馬だけに、ダートで更なる上積みを見せる可能性もありますが、ここではやや見劣る感じがします。配当面を考えると、押さえ程度で良さそうです。


　※買い目が絞れないのでワイルドフラッパーの単勝を買うのが一番効率が良さそうです。本来は“見”するレースなのかもしれません。