今年のフェブラリーＳで勝ち馬コパノリッキーと0.4秒差の4着と好走し、今回も1番人気に支持されているノーザンリバー。しかし、前走のかきつばた記念では地方勢タガノジンガロに先着を許しての2着でした。

　それもそのはず、この馬のベスト舞台は追走が楽なダ1600ｍ。また、東京スプリント勝ちの実績があるように、時計の掛かるダートならば前が潰れるので短距離戦でもこなせます。しかし、今回も馬場回復化傾向にあるとはいえ、浦和は昨日の雨の影響で通常よりも脚抜けのいい状態。レース序盤のペースが速くなり、今回でもおっつけて行くと、前走の二の舞となる可能性も考えられます。

　よって、狙うは穴馬、高配当。◎は昨年のカペラＳなど、中央時代はノーザンリバーと差のない走りを見せていた(6)トキノエクセレントを大抜擢。その次走ジャニアリーＳで2着の実績があるように、能力的には今回のメンバーでもギリギリ足ります。転入初戦の前哨戦を叩いて今回が勝負ならば、一考の価値は十分あるでしょう。この馬もノーザンリバー同様に追走力不足の馬ですが、ノーザンリバーと違うのは人気薄の妙でおっつけてポジションを取りに行かなくてもいいということ。これまでのように序盤で楽をさせて、末脚に賭ければ2着、3着あたりには食い込めそうです。

　○は前走のかきつばた記念はスローペースを意識して、勝ちに行く競馬をしたために2着に敗れましたが、フェブラリーＳ4着、東京スプリント勝ちの実績から、巻き返して当然の(3) ノーザンリバー。馬場回復化で差しが決まりだしているのもいいでしょう。

　▲は前々走の東京スプリントで2着、前走かしわ記念でも2着の(1)セイクリムズン。これまでの対戦成績から○ノーザンリバーと大きな能力差はなく、展開に恵まれれば逆転があっても不思議ない馬です。今回は前走とは異なり、自らレースメイクをしなくてもすむ分、展開が楽でしょう。2、3番手をうまく立ち回れば、ここも上位争いでしょう。

　以下特注馬として、久々の短距離戦となった前走かきつばた記念でも追走に手間取ることなく○ノーザンリバーと0.1秒差の(12)ダノンカモン。他では前行した前走かしわ記念では終いが甘くなりましたが、4走前の根岸Ｓではノーザンリバーを完封の(8)ゴールスキー。