◎には昨年のこのレースでハナを切って後続を引きつけて二の脚で千切る、それもぶっ千切るという圧倒的な競馬をした(8)エスポワールシチーを抜擢します。3走前のＪＣダートは、4走前の南部杯で能力を出し尽くした後の一戦で、自ら先頭に立つ厳しい競馬をしたために10着大敗。3走前の東京大賞典はスタート直後にバランスを崩して躓き、後方からの競馬となったために5着に敗れました。しかし、マイル戦のフェブラリーＳでは2着、前走のかしわ記念でも2番手追走のホッコータルマエにプレッシャーをかけられてオーバーペースの逃げを強いられながらも2着に粘りました。

　しかし、今回はホッコータルマエが休養明けの一戦。かしわ記念でエスポワールシチーを突いた自身も終いバテ気味だったように、ホッコータルマエの弱点は意外とスタミナがないことです。今回もホッコータルマエはエスポワールシチーを突いてくる可能性が高いですが、スタミナが不足する休養明けのこの一戦は自身が失速してしまう可能性も十分です。

　○は前記したように突きバテしてしまう可能性もありますが、目下5連勝で交流Ｇ1・2勝の実績は侮れない(12)ホッコータルマエ。▲は今年のフェブラリーＳで4着の(10)セイクリムズン。◎エスポワールシチーとホッコータルマエとの競り合いで漁夫の利のような浮上を警戒します。