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　◎には、前走のマリーンＣでは、初ダートながらハイペースで逃げるサルサディオーネの2列目でレースを運び、4着と善戦した(6)フェアリーポルカを推します。同馬は芝の重賞でも2勝の実績があるように、基礎能力が高く、順当にダート慣れが見込めます。前走時、展開に恵まれて直線一気を決めた、テオレーマとの大勢逆転が期待できるでしょう。

　○は、7走前の3勝クラスでは、前半3F32秒8-後半3F37秒2の速い流れを正攻法の競馬で、3馬身半差の完勝を収めた(3)ウルトラマリン。同馬が7走前に記録した指数は、牝馬限定重賞なら上位入線できるもの。前々走のオープン、千葉Ｓで2着。前走はスタートで躓き、そこから好位を取るのに脚を使った分、しまいが甘くなりました。それでも勝ち馬と0.6秒差(6着)なら上々。

　今回はヒヤシンスＳ以来のマイル戦となるために人気はありませんが、過去にもマイルで実績がなかった2014年のサウンドガガが優勝した実績もあります。またサウンドガガは、2015年も前年のこのレース以来のマイル戦で2着でした。小回りの川崎ダ1600ｍは、スピードも求められる舞台だけに、前走から2Fの距離延長にも対応してくれるでしょう。

　▲は、昨春にダート路線に転向してから1～3番手でレースを運べるようになり、9戦7連対と安定した成績を収めている(8)リネンファッション。4走前の豊前Ｓでは後のマリーンＣの覇者テオレーマに敗れましたが、序盤は3頭競り合っての逃げで、ハナを切ったところで、ナムラムツゴローに終始突かれて息が入らず、苦しくなったもの。

　前々走の3勝クラスで2着も、○ウルトラマリンの7走前と同等の指数を記録しており、ここでも通用する実力の裏付けはあります。今回も前でレースを運べるメンバー構成だけに、有力でしょう。

　あとは昨年のこのレースとクイーン賞の覇者(1)サルサディオーネ。前々走のエンプレス杯では、骨を切らせて肉を断つ緩みないペースで逃げ、3着馬マドラスチェックに6馬身差を付けての2着。勝ち馬マルシュロレーヌが記録した指数は、今年の川崎記念と同等で、ここでは実力NO.1の存在です。しかし、今回は先行馬が手強く、マイペースで逃げられるメンバーでもないので狙い下げました。