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　◎には、前々走のJBC2歳優駿チャレンジを大差勝ちした(10)ランリョウオーを推します。前々走のハイセイコー記念は、ジョーロのが逃げて前半4F50.8-後半4F50.0のスローペース。前有利の流れだったためにアランバローズに先着を許しました。今回は前走で兵庫ジュニアグランプリを逃げ切ったデュアリストのレースメイクである程度ペースが上がりそうなだけに、差し馬である同馬の巻き返しに期待しました。また、JBC2歳優駿の出走権利がありながら、同レースに出走せず、相手が楽なハイセイコー記念を使ったのは、ここが目標だったからのはず。

　○は、新馬戦、プラタナス賞を連勝した(4)タイセイアゲイン。前々走のプラタナス賞は、前へ行った2頭がペースを引き上げて前半4F47.2-後半4F49.9の超ハイペース。それを積極的に追い駆けて勝利した内容はなかなか立派でした。1番人気に支持された前走のJBC2歳優駿は、前々走で1勝クラスを制した後の、中1週での滑り込み出走。そのため出脚が悪く、初めてキックバックを食らって、それに怯んでレースをしていなかっただけに、ここでの巻き返しの可能性が高いと見ました。

　▲は、道営所属時は1200ｍしか出走したことがありませんでしたが、金沢に移籍し距離を1500ｍ、1800ｍと延ばして良化し、前走では金沢の重賞・金沢ヤングチャンピオンを制した(9)アイバホー。1200ｍよりも1500ｍ～1800ｍのほうがいいのは確かですが、道営時は新馬戦ではラッキードリームや今週の中京2歳Ｓに出走予定の門別トップクラスのモンデアローなど、門別では強豪と戦ってきたために、1勝を挙げるまで5戦を要し、オープンを勝てなかった面はありました。実力比較では、ここでの見劣りしません。

　あとは△にデビューから3連勝目で、前走の兵庫ジュニアグランプリを制した(2)デュアリスト。前走は前半3F35秒0-後半3F36.6のかなりのハイペースで逃げ、2着レディバグには食らいつかれたものの、3着馬には4馬身半差をつけての完勝でした。前々走のヤマボウシ賞でも7馬身差の圧勝を収めており、ここでも実力上位は明確。しかし、2017年のハヤブサマカオーのようになりかねないので狙い下げました。逃げ馬の距離延長、相手強化は楽ではないです。

　他では距離を1200mから1400mに延ばした前々走の未勝利戦では、10馬身差の圧勝を飾り、前走のオキザリス賞も快勝した(13)バクシン。今回は初めての1600ｍ戦になりますが、折り合いもつく馬だけに、この距離でも問題ないでしょう。ここへ来ての充実度を評価しました。

　さらに1200ｍから１700ｍに距離を延ばして一変、4走前のオープンを2着に2馬身半差、3着馬に7馬身差をつけて圧勝した(8)ラッキードリーム。同馬はその後に北海道の重賞、サッポロクラシックＣとJBC2歳優駿を連勝。しかし、JBC2歳優駿は、2番手を追走して10着に敗れたルーチェドーロが次走の兵庫ジュニアグランプリで4着に巻き返しているように、13番人気の追い込み馬、トランセンデンスが2着に好走しているように、逃げ、先行馬には厳しい流れ。差し馬のラッキードリームも展開に恵まれて好走した面があるだけに、狙い下げました。

　最後にデビューから4戦4勝、距離を延ばして上昇一途の(11)アランバローズ。前走のハイセイコー記念では、◎ランリョウオーを撃破。前走はやや展開に恵まれた面はありますが、ランリョウオーを1馬身半突き放して優勝した点、3着馬に5馬身差をつけている点は褒められます。キャリアの浅い馬だけに、前走からさらに成長している可能性もあるでしょう。しかし、今回は前走ほど楽な展開にはならないと見て、狙い下げました。