1月のニューイヤーＣで後続を2秒突き放す、逃げ切りを収めた実績断然のグリーンロードは、今回が休養明け。陣営も「7分程度のデキ」とコメントしています。当然、目標はここではなく、本番・羽田盃。それだけに他馬の食い込める隙があるでしょう。

　よって、◎には、目下2連勝とここへ来ての勢いがある(10)ウタマロを推します。この馬はトライアルの前走・椿賞では、スタートのタイミングが合わずに出遅れたものの、押して逃げるプリモジョーカーに並びかけ、直線では突き抜けて完勝。幼さが残るレースぶりから、さらなる前進にに期待します。ニューイヤーＣの上位のマンガン、ファルコンウィングややハイセイコー記念のストーミーデイが前走で負け過ぎたのに対して、この馬は順調なのも好ましいです。

　○は、平和賞の2着馬で、前々走のニューイヤーＣでも2着の(5)マンガン。前走の雲取賞はファルコンウィングのマイペース逃げで、前有利の流れとなったために4着でしたが、逃げ馬揃いのここはペースが速くなると見て、対抗評価としました。

　▲は、昨年12月の浦和ジュニアチャンピオンでは、後続を3.8秒突き放して勝利した(9)ファルコンウィング。前走の京浜盃は前に厳しい流れで12着に失速したものの、マイペースの競馬ができれば巻き返せるでしょう。この馬は逃げたほうがいいタイプですが、3走前のニューイヤーＣでも3着を死守しているように、折り合う競馬も悪くないので3番手評価としました。

　以下特注馬として、昨年のハイセイコー記念で2着の(12)ストーミーデイ。この馬は休養明け2戦目の前走・京浜盃では、▲ファルコンウィングの2番手を追走。直線で一旦先頭に立ったものの、最後に失速して6着。ファルコンウィングが12着に失速する流れだったことを考えれば、そこまで内容は悪くなく、特注馬としました。

　あとは△に目下4連勝目で、前走・ニューイヤーＣを圧勝し、ハイレベルな3歳世代の主役となった(8)グリーンロード。前走は超高速馬場を差し引いても、文句なしの強い内容。今回はさすがに前走のパフォーマンスを再現するのは厳しいと見ていますが、それでも通用してしまう可能性もあります。

　他では、前走の椿賞で◎ウタマロと0.4秒差(2着)の(14)ボンモマン。前走は逃げ馬の後方4番手でレースを進めて、直線で進路を失う不利。外に立て直すロスがなければ、もう少し差を詰められていた可能性が高かっただけに、ここも軽視は出来ません。

　さらに新馬戦から10月の鎌倉記念まで4連勝した素質馬(1)インペリシャブル。前走の全日本2歳優駿は相手が強く、中央馬のアイオライトの逃げでペースも速く11着失速も、立て直された効果と、休養中の成長力を警戒しました。

　最後に休養明けの前々走・椿賞では、超ハイペースで逃げて3着に粘った(6)プリモジョーカー。前走の若潮スプリントは、休養明け好走後の一戦で、2Fの距離短縮だったこともあり、逃げられずに6着大敗を喫しました。しかし、前走でスプリント戦を使ったことで、マイルの今回は前で楽にスピードに乗れるでしょう。インペリシャブルの出方にもよりますが、前で立ち回っての一発を警戒します。


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