道悪で脚抜けがいいと本来は前が有利ですが、馬場回復化で差しも決まっています。騎手の感覚よりも、馬場回復のほうが早いようです。さて、東京盃は前か後ろか？

　ＪＲＡ勢にこれと言った逃げ馬がいないので、ペースが極端に上がることは考えづらく、おそらく平均ペース。つまり、先行勢有利と見て、◎は今年の北海道スプリントの勝ち馬で、4月の東京スプリントでは勝ち馬ラブミーチャン(次走クラスターＣ勝ち)と0.3秒差の3着の(11)セレスハントを抜擢します。前走のクラスターＣでは今回1番人気のタイセイレジェンドに敗れましたが、直線で挟まれて窮屈になるロスが影響したことも確か。脚抜けのいいダートを考慮すると、タイセイレジェンドの斤量58㎏は好ましくない(あまり行き脚がつかない＆コーナーで置かれる可能性が高まる)ので、ここはセレスハントの大勢逆転を期待します。

　○は斤量面以外は取り立てて嫌う理由がない(14)タイセイレジェンド。昨年のＪＢＣスプリントの勝ち馬であり、近走もクラスターＣ2着、オーバルスプリント2着と上々です。

　▲はＪＲＡのオープンで2勝の(13)アドマイヤサガス。今回は初めてのダ1200ｍになりますが、ダ1400ｍで楽々前につけていけることから、1Ｆ距離が短くなるのは問題ないでしょう。しかし、今回は休養明け好走後の一戦となるために狙い下げました。勢いがあるのでアッサリ突破する可能性もありますが、反動が出る可能性もあります。

　以下特注馬として、スタートが速いタイプではないので、斤量58㎏＆最内枠は明らかにマイナスですが、Ｇ1で2勝の実力馬(1)テスタマッタ。前々走のさきたま杯のように道中でペースが緩んでくれれば、チャンスはあるでしょう。要は展開ひとつのタイプです。

　△に今年のかきつばた記念の勝ち馬で、前走の北海道スプリントでも3着の(10)ティアップワイルド。実績上位の印上位馬に破綻があれば連対可能のレベルにはあります。

　他では目下4連勝中の3歳馬で斤量52㎏が魅力の(7)ハードデイズナイト。今年の3歳勢はレベルが高いのですが、前走のアフター5スター賞で自己ベスト指数をマークした後の一戦となるために狙い下げました。