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東海菊花賞の格やコースを継承するかたちで新設されたダートグレード競走で、2001~2023年は12月に開催されていた。この路線の実力馬たちは同時期に行われるチャンピオンズカップ(旧・ジャパンカップダート)や東京大賞典を目指すこともあり、ヴァーミリアンやフィールドルージュ、ニホンピロアワーズ、チュウワウィザードといった、のちにG1・Jpn1を制する馬たちが名を揚げてきた歴史を持つ。地方所属馬は第1回(2001年)のミツアキサイレンス(笠松)を最後に勝利から遠ざかっており、連対例も2006年2着レッドストーン(愛知)まで遡らなければならない。2016年3着カツゲキキトキト(愛知)の 馬券圏内好走も地方所属馬としては、じつに9年ぶりのことだった。なお、ダート競走の大幅な体系整備の一環として、2024年に施行時期を5月上旬へと移設。以後、上半期の古馬チャンピオン決定戦である帝王賞のステップレースとして位置付けられるようになった。
2001年にG2(国内独自)競走としてレース創設。2001~2021年までは旧名古屋競馬場(名古屋市)のダート2500mで施行されており、当時はダートグレード競走で最長距離を誇るレースとしても親しまれていた。その後、2022年4月の名古屋競馬場移転にともない、第22回(2022年)からは施行距離もダート2100mへと短縮されている。また、全日本的なダート競走の体系整備の一環として2024年に5月上旬へと施行時期を変更。これによって帝王賞を目指す馬たちのステップレースとしても機能するようになった。
1998年以降の優勝馬を掲載しています。
優勝馬の馬齢は、2000年以前も現行表記と統一しています。
回数 | 開催日 | 優勝馬 |
---|---|---|
第24回 |
2024年5月6日
名古屋
ダ2100m
|
ノットゥルノ
JRA
牡5 武豊
音無秀孝
|
第23回 |
2023年12月21日
名古屋
ダ2100m
|
ディクテオン
JRA
セ5 岡部誠
吉岡辰弥
|
第22回 |
2022年12月8日
名古屋
ダ2100m
|
ペイシャエス
JRA
牡3 菅原明良
小西一男
|
第21回 |
2021年12月23日
名古屋
ダ2500m
|
ヴェルテックス
JRA
牡4 横山武史
吉岡辰弥
|
第20回 |
2020年12月10日
名古屋
ダ2500m
|
マスターフェンサー
JRA
牡4 川田将雅
角田晃一
|
第19回 |
2019年12月19日
名古屋
ダ2500m
|
デルマルーヴル
JRA
牡3 岡部誠
戸田博文
|
第18回 |
2018年12月24日
名古屋
ダ2500m
|
チュウワウィザード
JRA
牡3 川田将雅
大久保龍
|
第17回 |
2017年12月14日
名古屋
ダ2500m
|
メイショウスミトモ
JRA
牡6 古川吉洋
南井克巳
|
第16回 |
2016年12月15日
名古屋
ダ2500m
|
アムールブリエ
JRA
牝5 C.ルメ
松永幹夫
|
第15回 |
2015年12月23日
名古屋
ダ2500m
|
アムールブリエ
JRA
牝4 濱中俊
松永幹夫
|
第14回 |
2014年12月23日
名古屋
ダ2500m
|
エーシンモアオバー
JRA
牡8 岡部誠
沖芳夫
|
第13回 |
2013年12月25日
名古屋
ダ2500m
|
シビルウォー
JRA
牡8 内田博幸
戸田博文
|
第12回 |
2012年12月24日
名古屋
ダ2500m
|
エーシンモアオバー
JRA
牡6 岡部誠
沖芳夫
|
第11回 |
2011年12月23日
名古屋
ダ2500m
|
ニホンピロアワーズ
JRA
牡4 酒井学
大橋勇樹
|
第10回 |
2010年12月23日
名古屋
ダ2500m
|
ワンダースピード
JRA
牡8 小牧太
羽月友彦
|
第9回 |
2009年12月23日
名古屋
ダ2500m
|
マコトスパルビエロ
JRA
牡5 安藤勝己
鮫島一歩
|
第8回 |
2008年12月23日
名古屋
ダ2500m
|
ワンダースピード
JRA
牡6 小牧太
羽月友彦
|
第7回 |
2007年12月24日
名古屋
ダ2500m
|
フィールドルージュ
JRA
牡5 横山典弘
西園正都
|
第6回 |
2006年12月20日
名古屋
ダ2500m
|
ヴァーミリアン
JRA
牡4 C.ルメ
石坂正
|
第4回 |
2004年12月23日
名古屋
ダ2500m
|
ワイルドソルジャー
JRA
牡3 岡部幸雄
作田誠二
|
第3回 |
2003年12月23日
名古屋
ダ2500m
|
リージェントブラフ
JRA
牡7 吉田豊
大久保洋
|
第2回 |
2002年12月23日
名古屋
ダ2500m
|
アッパレアッパレ
JRA
牡3 武豊
田中章博
|
第1回 |
2001年12月24日
名古屋
ダ2500m
|
ミツアキサイレンス
笠松
牡4 川原正一
粟津豊彦
|
第1~19回(2001~2019年)は12月中旬~下旬。第20~23回(2020~2023年)は12月上旬~下旬で転々と開催。第24回(2024年)以降は5月上旬に開催されている。
施行場所:名古屋ダート2100m(右回り) 出走資格:4歳以上 1着賞金:4000万円 負担重量:グレード別定
2001年 | 名古屋ダート2500m、3歳以上、別定、G2、指定交流競走、「名古屋グランプリ」として創設 |
2005年 | 降雪にともない開催中止 |
2007年 | 格付け表記をJpn2に変更 |
2012年 | エーシンモアオバーが名古屋ダート2500mのコースレコードを更新 |
2016年 | アムールブリエがレース史上初の2連覇を達成 |
2022年 | 名古屋競馬場が名古屋市から弥富市へ移転施行距離をダート2100mに変更 ペイシャエスが名古屋ダート2100mのコースレコードを更新 |
2023年 | ディクテオンが名古屋ダート2100mのコースレコードを更新 |
2024年 | 出走資格を4歳以上に変更 |