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名古屋競馬場では名古屋大賞典と名古屋グランプリがダートグレード競走の中距離戦として施行されているが、2001年に創設された後者に対して、本競走は1977年から続く長い歴史を持つ。過去に連覇を果たした馬はハヤブサモン(1990・1991年)、オースミジェット(1999・2000年)、クーリンガー(2004・2005年)の3頭。また、2010年にはラヴェリータが牝馬として1978年スズカオーヒメ以来32年ぶり、指定交流競走となってからは初めてとなる勝利を飾っている。のちにG1・Jpn1を制するスマートファルコン、ニホンピロアワーズ、ホッコータルマエ、アウォーディー、ケイティブレイブなども勝ち馬として名を連ねるほか、2014年ダノンカモンは通算41戦目(重賞は22戦目)で悲願の重賞初制覇となった。
1977年に5~10歳(現在の4~9歳)の東海地区所属馬限定戦としてレース創設。第1回から第45回まで変わらずにダート1900mで施行されてきたが、2022年4月の名古屋競馬場移転に伴い、第46回からは施行距離がダート2000mへと変更されている。1996年からJRAおよび他地区所属馬が出走可能となる指定交流競走へと昇華し、2005年には出走資格が4歳以上へと変更された。なお、12月から3月開催へと移行したことに起因して1988年は施行されていない。一線級が目標とするフェブラリーS後かつ同時期に同じダート中距離戦としてマーチSやダイオライト記念が施行されることから出走メンバーが手薄となりやすく、JRA所属馬が上位を占めるケースが多い。そのなかでもとくに、新興勢力が台頭しやすい傾向にある。
1998年以降の優勝馬を掲載しています。
優勝馬の馬齢は、2000年以前も現行表記と統一しています。
回数 | 開催日 | 優勝馬 |
---|---|---|
第46回 |
2023年3月16日
名古屋
ダ2000m
|
ハギノアレグリアス
JRA
牡6 川田将雅
四位洋文
|
第45回 |
2022年3月10日
名古屋
ダ1900m
|
クリンチャー
JRA
牡8 川田将雅
宮本博
|
第44回 |
2021年3月11日
名古屋
ダ1900m
|
クリンチャー
JRA
牡7 川田将雅
宮本博
|
第43回 |
2020年3月12日
名古屋
ダ1900m
|
ロードゴラッソ
JRA
牡5 川田将雅
藤岡健一
|
第42回 |
2019年3月14日
名古屋
ダ1900m
|
グリム
JRA
牡4 武豊
野中賢二
|
第41回 |
2018年3月29日
名古屋
ダ1900m
|
サンライズソア
JRA
牡4 M.デム
河内洋
|
第40回 |
2017年3月30日
名古屋
ダ1900m
|
ケイティブレイブ
JRA
牡4 福永祐一
目野哲也
|
第39回 |
2016年3月17日
名古屋
ダ1900m
|
アウォーディー
JRA
牡6 武豊
松永幹夫
|
第38回 |
2015年3月26日
名古屋
ダ1900m
|
メイショウコロンボ
JRA
牡6 武幸四郎
角田晃一
|
第37回 |
2014年3月26日
名古屋
ダ1900m
|
ダノンカモン
JRA
牡8 川田将雅
池江泰寿
|
第36回 |
2013年3月20日
名古屋
ダ1900m
|
ホッコータルマエ
JRA
牡4 幸英明
西浦勝一
|
第35回 |
2012年3月22日
名古屋
ダ1900m
|
ニホンピロアワーズ
JRA
牡5 幸英明
大橋勇樹
|
第34回 |
2011年3月21日
名古屋
ダ1900m
|
エスポワールシチー
JRA
牡6 佐藤哲三
安達昭夫
|
第33回 |
2010年3月17日
名古屋
ダ1900m
|
ラヴェリータ
JRA
牝4 岩田康誠
松元茂樹
|
第32回 |
2009年3月25日
名古屋
ダ1900m
|
スマートファルコン
JRA
牡4 岩田康誠
小崎憲
|
第31回 |
2008年3月20日
名古屋
ダ1900m
|
メイショウトウコン
JRA
牡6 武幸四郎
安田伊佐
|
第30回 |
2007年3月28日
名古屋
ダ1900m
|
アルドラゴン
JRA
牡6 藤田伸二
昆貢
|
第29回 |
2006年3月21日
名古屋
ダ1900m
|
ドンクール
JRA
牡4 岩田康誠
梅内忍
|
第28回 |
2005年3月2日
名古屋
ダ1900m
|
クーリンガー
JRA
牡6 和田竜二
岩元市三
|
第27回 |
2004年3月10日
名古屋
ダ1900m
|
クーリンガー
JRA
牡5 和田竜二
岩元市三
|
第26回 |
2003年3月12日
名古屋
ダ1900m
|
マルカセンリョウ
愛知
牡5 上松瀬竜
瀬戸口悟
|
第25回 |
2002年3月21日
名古屋
ダ1900m
|
トーホウエンペラー
岩手
牡6 菅原勲
千葉四美
|
第24回 |
2001年3月21日
名古屋
ダ1900m
|
マンボツイスト
JRA
牡6 四位洋文
古川平
|
第23回 |
2000年3月20日
名古屋
ダ1900m
|
オースミジェット
JRA
牡7 四位洋文
白井壽昭
|
第22回 |
1999年3月24日
名古屋
ダ1900m
|
オースミジェット
JRA
牡6 四位洋文
白井壽昭
|
第21回 |
1998年3月4日
名古屋
ダ1900m
|
メイショウモトナリ
JRA
牡5 安田康彦
安田伊佐
|
第1回は12月21日に施行。第2~11回は12月、第12回以降は3月に開催されている。
施行場所:名古屋ダート2000m
出走資格:サラブレッド系 4歳以上
1着賞金:2500万円
負担重量:グレード別定
54kg、牝馬2kg減
ただし、下記[1]~[3]とおり加増する(2歳時の成績を除く)
[1]2023年3月11日まで
G1およびJpn1競走1着馬は5kg増
G2およびJpn2競走1着馬は3kg増
G3およびJpn3競走1着馬は1kg増
[2][1]の重量に加え
G・Jpn競走通算3勝以上馬は1kg増、さらに2勝ごとに1kg増
[3]負担重量の上限は60kg、牝馬58kg
優先出走:梅見月杯の1着馬
1977年 | 5~10歳(現在の4~9歳)の東海地区所属馬限定戦としてレース創設 名古屋ダート1900mで第1回施行 |
1996年 | 指定交流競走になる |
1997年 | ダート競走格付け委員会によりG3(国内独自)に格付け |
2005年 | 出走資格を4歳以上に変更 |
2007年 | 国際セリ名簿基準委員会(ICSC)の勧告に伴い、格付け表記をJpn3に変更 |
2011年 | エスポワールシチーが名古屋ダート1900mのコースレコードを更新 |
2016年 | JRA所属馬の出走枠が4頭から5頭に拡大 |
2020年 | COVID-19の流行により無観客競馬として開催 |
2022年 | 名古屋競馬場が名古屋市から弥富市に移転 |
2023年 | 施行距離をダート2000mに変更 |