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ダート競馬の祭典「JBC競走」のメインを飾る一戦として、中距離路線の一線級が集う。第1回(2001年)の覇者レギュラーメンバーは、地方競馬を代表する女傑ロジータの孫という血統馬。第2回(2002年)には新馬以来のダート戦となったアドマイヤドンが3歳ながらに古馬を一蹴すると、第3~4回(2003~2004年)も勝利し、見事に3連覇を達成してみせた。なお、その後もタイムパラドックス、ヴァーミリアン、スマートファルコン、コパノリッキーと持ち回り開催にもかかわらず連覇を達成する馬が続出。ヴァーミリアンにおいては、すべて別場所(大井・園田・名古屋)で3連覇となる偉業を成し遂げている。また、金沢競馬場にて施行された第21回(2021年)は船橋所属のミューチャリーが勝ち、長年の宿願とされていた地方所属馬によるJBCクラシック初制覇を果たした。
アメリカのブリーダーズカップを範とし、生産者主導によるダート競馬の祭典としてJBCスプリントとともに創設。本馬アメリカと同様に全国の競馬場で持ち回り開催されており、記念すべき第1回目(2001年)は大井ダート2000mを舞台に行われた。なお、原則として地方競馬場での開催となるが、JBC競走の知名度アップをはかるため、第18回(2018年)においてはJRA京都競馬場にて施行されている。ほか、ダート中距離路線のチャンピオン決定戦として位置付けられているが、暮れのチャンピオンズカップや東京大賞典を目指す実績馬たちの始動戦となる場合も多い。
1998年以降の優勝馬を掲載しています。
優勝馬の馬齢は、2000年以前も現行表記と統一しています。
回数 | 開催日 | 優勝馬 |
---|---|---|
第23回 |
2023年11月3日
大井
ダ2000m
|
キングズソード
JRA
牡4 J.モレ
寺島良
|
第22回 |
2022年11月3日
盛岡
ダ2000m
|
テーオーケインズ
JRA
牡5 松山弘平
高柳大輔
|
第21回 |
2021年11月3日
金沢
ダ2100m
|
ミューチャリー
船橋
牡5 吉原寛人
矢野義幸
|
第20回 |
2020年11月3日
大井
ダ2000m
|
クリソベリル
JRA
牡4 川田将雅
音無秀孝
|
第19回 |
2019年11月4日
浦和
ダ2000m
|
チュウワウィザード
JRA
牡4 川田将雅
大久保龍
|
第18回 |
2018年11月4日
京都
ダ1900m
|
ケイティブレイブ
栗東
牡5 福永祐一
杉山晴紀
|
第17回 |
2017年11月3日
大井
ダ2000m
|
サウンドトゥルー
JRA
セ7 大野拓弥
高木登
|
第16回 |
2016年11月3日
川崎
ダ2100m
|
アウォーディー
JRA
牡6 武豊
松永幹夫
|
第15回 |
2015年11月3日
大井
ダ2000m
|
コパノリッキー
JRA
牡5 武豊
村山明
|
第14回 |
2014年11月3日
盛岡
ダ2000m
|
コパノリッキー
JRA
牡4 田邊裕信
村山明
|
第13回 |
2013年11月4日
金沢
ダ2100m
|
ホッコータルマエ
JRA
牡4 幸英明
西浦勝一
|
第12回 |
2012年11月5日
川崎
ダ2100m
|
ワンダーアキュート
JRA
牡6 和田竜二
佐藤正雄
|
第11回 |
2011年11月3日
大井
ダ2000m
|
スマートファルコン
JRA
牡6 武豊
小崎憲
|
第10回 |
2010年11月3日
船橋
ダ1800m
|
スマートファルコン
JRA
牡5 武豊
小崎憲
|
第9回 |
2009年11月3日
名古屋
ダ1900m
|
ヴァーミリアン
JRA
牡7 武豊
石坂正
|
第8回 |
2008年11月3日
園田
ダ1870m
|
ヴァーミリアン
JRA
牡6 武豊
石坂正
|
第7回 |
2007年10月31日
大井
ダ2000m
|
ヴァーミリアン
JRA
牡5 武豊
石坂正
|
第6回 |
2006年11月3日
川崎
ダ2100m
|
タイムパラドックス
JRA
牡8 岩田康誠
松田博資
|
第5回 |
2005年11月3日
名古屋
ダ1900m
|
タイムパラドックス
JRA
牡7 武豊
松田博資
|
第4回 |
2004年11月3日
大井
ダ2000m
|
アドマイヤドン
JRA
牡5 安藤勝己
松田博資
|
第3回 |
2003年11月3日
大井
ダ2000m
|
アドマイヤドン
JRA
牡4 安藤勝己
松田博資
|
第2回 |
2002年11月4日
盛岡
ダ2000m
|
アドマイヤドン
JRA
牡3 藤田伸二
松田博資
|
第1回 |
2001年10月31日
大井
ダ2000m
|
レギュラーメンバー
JRA
牡4 松永幹夫
山本正司
|
第1回(2001年)と第7回(2007年)は10月31日に施行。第2回(2002年)以降は原則として11月3日「文化の日」(祝日が土日の場合は翌月曜)に合わせて開催されている。
施行場所:佐賀ダート2000m
出走資格:サラブレッド系3歳以上
1着賞金:1億円
負担重量:定量
優先出走:日本テレビ盃の1着馬
マイルチャンピオンシップ南部杯の1着馬
2001年 | 持ち回り開催、3歳以上、指定交流競走として創設 G1(国内独自)に格付け |
2003年 | アドマイヤドンがレース史上初の2連覇を達成 |
2004年 | アドマイヤドンが大井ダート2000mのコースレコードを更新 レース史上初の3連覇を達成 |
2006年 | タイムパラドックスがレース史上2頭目の2連覇を達成 |
2007年 | 格付け表記をJpn1に変更 |
2008年 | ヴァーミリアンが園田ダート1870mのコースレコードを更新 レース史上3頭目の2連覇を達成 |
2009年 | ヴァーミリアンがレース史上2頭目の3連覇を達成 |
2011年 | スマートファルコンがレース史上4頭目の2連覇を達成 |
2013年 | ホッコータルマエが金沢ダート2100mのコースレコードを更新 |
2014年 | コパノリッキーが盛岡ダート2000mのコースレコードを更新 |
2015年 | コパノリッキーがレース史上5頭目の2連覇を達成 |