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レース名の「さきたま」は埼玉(さいたま)の古形。1997年の創設時から変わらずに浦和ダート1400mで施行されているダートグレード競走で、ノボトゥルー、スマートファルコン、テスタマッタ、ホワイトフーガ、アルクトスといったG1・Jpn1勝ちのある実績馬も歴代優勝馬として名を連ねている。また、特異なコース形態からリピーターの活躍が目立つことも特徴となっており、2009~2010年スマートファルコン、2014~2015年ノーザンリバーが2連覇を達成しているほか、レイズスズランは2000・2002年と隔年で勝利。1999年にレコード勝ちしたセタノキングは最たる例といえる存在で、前年2着の実績を持つリピート好走だったとはいえ、その間に掲示板外に敗れる結果が9戦も続いていた。なお、1分23秒8というセタノキングの勝ちタイムは、いまなお浦和ダート1400mのコースレコードとして記録されている。
1997年に浦和ダート1400mを舞台とする指定交流競走として創設。以降、施行距離にこそ変わりはないが、2005年に施行時期を9月上旬から5月中旬へと移し、2011年には格付けがJpn3からJpn2へと昇格している。その後、2023~2024年にかけて行われた全日本的なダート競走の体系整備の一環として、2024年にJpn1へと昇格を果たし、古馬短距離路線を歩む馬たちの上半期で目標とすべき頂点競走に位置付けられた。なお、同年に行われたプラチナカップの1着馬、かしわ記念の1~2着馬(地方所属馬に限る)は本競走に優先出走できる。
1998年以降の優勝馬を掲載しています。
優勝馬の馬齢は、2000年以前も現行表記と統一しています。
回数 | 開催日 | 優勝馬 |
---|---|---|
第28回 |
2024年6月19日
浦和
ダ1400m
|
レモンポップ
JRA
牡6 坂井瑠星
田中博康
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第27回 |
2023年5月31日
浦和
ダ1400m
|
イグナイター
兵庫
牡5 笹川翼
新子雅司
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第26回 |
2022年6月1日
浦和
ダ1400m
|
サルサディオーネ
大井
牝8 矢野貴之
堀千亜樹
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第25回 |
2021年6月3日
浦和
ダ1400m
|
アルクトス
JRA
牡6 田邊裕信
栗田徹
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第24回 |
2020年5月27日
浦和
ダ1400m
|
ノボバカラ
JRA
牡8 森泰斗
森秀行
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第23回 |
2019年5月29日
浦和
ダ1400m
|
ウインムート
JRA
牡6 和田竜二
加用正
|
第22回 |
2018年5月30日
浦和
ダ1400m
|
サクセスエナジー
JRA
牡4 松山弘平
北出成人
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第21回 |
2017年5月31日
浦和
ダ1400m
|
ホワイトフーガ
JRA
牝5 蛯名正義
高木登
|
第20回 |
2016年6月1日
浦和
ダ1400m
|
ソルテ
大井
牡6 吉原寛人
寺田新太
|
第19回 |
2015年5月27日
浦和
ダ1400m
|
ノーザンリバー
JRA
牡7 蛯名正義
浅見秀一
|
第18回 |
2014年5月28日
浦和
ダ1400m
|
ノーザンリバー
JRA
牡6 蛯名正義
浅見秀一
|
第17回 |
2013年5月29日
浦和
ダ1400m
|
テスタマッタ
JRA
牡7 戸崎圭太
村山明
|
第16回 |
2012年5月30日
浦和
ダ1400m
|
セイクリムズン
JRA
牡6 岩田康誠
服部利之
|
第15回 |
2011年6月1日
浦和
ダ1400m
|
ナイキマドリード
船橋
牡5 戸崎圭太
川島正行
|
第14回 |
2010年5月26日
浦和
ダ1400m
|
スマートファルコン
JRA
牡5 岩田康誠
小崎憲
|
第13回 |
2009年5月27日
浦和
ダ1400m
|
スマートファルコン
JRA
牡4 岩田康誠
小崎憲
|
第12回 |
2008年5月28日
浦和
ダ1400m
|
リミットレスビッド
JRA
牡9 岩田康誠
加用正
|
第11回 |
2007年5月30日
浦和
ダ1400m
|
メイショウバトラー
JRA
牝7 武豊
高橋成忠
|
第10回 |
2006年5月31日
浦和
ダ1400m
|
アグネスジェダイ
JRA
牡4 武豊
森秀行
|
第9回 |
2005年5月18日
浦和
ダ1400m
|
ニホンピロサート
JRA
牡7 小牧太
目野哲也
|
第8回 |
2004年9月8日
浦和
ダ1400m
|
ロッキーアピール
川崎
牡6 今野忠成
山崎尋美
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第7回 |
2003年9月24日
浦和
ダ1400m
|
ノボトゥルー
JRA
牡7 武豊
森秀行
|
第6回 |
2002年9月4日
浦和
ダ1400m
|
レイズスズラン
JRA
牡8 江田照男
増澤末夫
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第5回 |
2001年9月5日
浦和
ダ1400m
|
ゲイリーイグリット
JRA
牝6 松永幹夫
増本豊
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第4回 |
2000年9月6日
浦和
ダ1400m
|
レイズスズラン
JRA
牡7 江田照男
増澤末夫
|
第3回 |
1999年9月2日
浦和
ダ1400m
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セタノキング
JRA
牡9 石崎隆之
嶋田潤
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第2回 |
1998年9月2日
浦和
ダ1400m
|
テセウスフリーゼ
JRA
牡7 的場均
新関力
|
第1~8回(1997~2004年)は原則として9月上旬。第9回(2005年)は5月中旬。第10~27回(2006~2023年)は5月下旬~6月上旬。第28回(2024年)以降は6月中旬に開催されている。
施行場所:浦和ダート1400m(左回り)
出走資格:3歳以上
1着賞金:8000万円
負担重量:定量
1997年 | 浦和ダート1400m、4歳(現在の3歳)以上、別定、G3(国内独自)、指定交流競走、「さきたま杯」として創設 |
1999年 | セタノキングが浦和ダート1400mのコースレコードを更新 |
2005年 | 出走資格を4歳以上に変更 |
2007年 | 格付け表記をJpn3に変更 |
2010年 | スマートファルコンがレース史上初の2連覇を達成 |
2011年 | Jpn2に昇格 |
2015年 | ノーザンリバーがレース史上2頭目の2連覇を達成 |
2020年 | COVID-19の流行により無観客競馬として開催(~2021年) |
2024年 | Jpn1に昇格 出走資格を3歳以上、負担重量を定量に変更 |