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2019・2020年は別路線から臨んだ馬が勝利しているものの、2011~2018年までは本競走の4着以内馬が次走でJBCレディスクラシックを制覇。ダート女王の座を狙う馬たちのトライアルレースであり、最重要プレップレースでもある。また、地方所属馬がGRANDAME-JAPAN古馬シーズンの最終戦として躍起になり、あくまでも叩き台の認識で出走するJRA所属馬を逆転することも少なくない。上位人気馬同士による順当な決着にはなりにくく、単勝オッズが100倍を超えるような伏兵にも警戒が必要だ。(各種データ、原稿は本年のレース発走前のものとなります)
※2004年以降
基本的に1番人気は大崩れしない傾向にあり、指定交流競走になった2011年以降で馬券圏外に敗れた2015年4着アムールブリエと2018年7着クイーンマンボの2頭には、前走ブリーダーズゴールドカップに出走していた4歳馬という共通点があった。また、勝ち馬はいずれも1~4番人気の支持を集めた上位人気馬ではあるが、その一方で2017年を除き1~3番人気の組み合わせでは決着していない点に注意すべきだろう。2・3着には常に伏兵が台頭しており、2018年にはブービー人気となる13番人気のアルティマウェポンが3着に好走している(以下、文中のデータはいずれも2004年以降)。
◆人気別成績(過去17年)
人気 | 着別度数 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 | 単勝 回収率 |
複勝 回収率 |
---|---|---|---|---|---|---|
1人 | 8-4-1-4 | 47.1% | 70.6% | 76.5% | 105.9% | 92.4% |
2人 | 6-3-1-7 | 35.3% | 52.9% | 58.8% | 113.5% | 80.0% |
3人 | 1-3-1-12 | 5.9% | 23.5% | 29.4% | 30.6% | 48.2% |
4人 | 1-1-3-12 | 5.9% | 11.8% | 29.4% | 72.9% | 52.4% |
5人 | 0-0-2-15 | 0.0% | 0.0% | 11.8% | 0.0% | 27.1% |
6~9人 | 1-7-4-56 | 1.5% | 11.8% | 17.6% | 30.9% | 89.4% |
10人~ | 0-0-4-89 | 0.0% | 0.0% | 4.3% | 0.0% | 92.8% |
レディスプレリュードが行われるダート1800mは大井競馬場の外回りコースを使用。最後の直線距離は385.8mと地方競馬場のなかでは最も長く、じっくりと脚を溜めていた馬たちの末脚勝負になりやすい。指定交流競走となった2011年以降、4コーナーを先頭で通過して押し切った馬は2013年メーデイアに限られ、同馬は次走JBCレディスクラシックでも2着馬に3馬身差を付けて快勝している。よほどの力量差がない場合は好位差しタイプが狙い目となり、隊列の外目をスムーズに追走しながら外差しを計る競馬が定石だ。
◆脚質別成績(過去17年)
脚質 | 着別度数 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 | 単勝 回収率 |
複勝 回収率 |
---|---|---|---|---|---|---|
逃げ | 1-2-2-14 | 5.3% | 15.8% | 26.3% | 6.3% | 138.4% |
先行 | 9-12-4-26 | 17.6% | 41.2% | 49.0% | 51.2% | 91.4% |
差し | 7-3-7-68 | 8.2% | 11.8% | 20.0% | 57.2% | 118.7% |
追込 | 0-1-3-81 | 0.0% | 1.2% | 4.7% | 0.0% | 28.6% |
不明 | 0-0-0-6 | 0.0% | 0.0% | 0.0% | 0.0% | 0.0% |
好走率の観点からは3枠が最高値となる勝率・連対率・複勝率を記録。ただし、近年は5~8枠を中心に勝ち馬が出ているように、どちらかといえば外枠優勢の傾向が見受けられる。なお、2016年2着トーコーヴィーナス(160.9倍)、2018年3着アルティマウェポン(280.7倍)と、単勝万馬券ながら馬券圏内に好走を果たした2頭は5枠を引いており、穴馬の台頭も外寄りの枠からの激走である場合が多い。
◆枠順別成績(過去17年)
枠順 | 着別度数 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 | 単勝 回収率 |
複勝 回収率 |
---|---|---|---|---|---|---|
1枠 | 1-1-1-23 | 3.8% | 7.7% | 11.5% | 9.6% | 15.8% |
2枠 | 2-1-0-22 | 8.0% | 12.0% | 12.0% | 32.8% | 20.0% |
3枠 | 4-5-3-19 | 12.9% | 29.0% | 38.7% | 126.1% | 134.8% |
4枠 | 0-1-3-27 | 0.0% | 3.2% | 12.9% | 0.0% | 78.7% |
5枠 | 2-4-3-24 | 6.1% | 18.2% | 27.3% | 11.2% | 257.9% |
6枠 | 3-1-5-24 | 9.1% | 12.1% | 27.3% | 21.2% | 50.9% |
7枠 | 3-4-1-26 | 8.8% | 20.6% | 23.5% | 27.9% | 48.2% |
8枠 | 2-1-0-30 | 6.1% | 9.1% | 9.1% | 17.9% | 13.6% |
地方所属馬の7勝はいずれも指定交流競走になる以前のもので、現在はJRA所属馬の後塵を拝するかたちになっている。ただし、2016年2着トーコーヴィーナス(兵庫)は単勝1.3倍の断然人気ホワイトフーガと同着、2018年2着ブランシェクール(大井)は勝ち馬とアタマ差など、着別度数の見た目以上に中身は濃い。また、本競走はGRANDAME-JAPAN古馬シーズンの最終戦としても位置付けられているので、同シリーズの勝敗を見据えた地方所属馬には気を配る必要がありそうだ。
◆所属別成績(過去17年)
枠順 | 着別度数 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 | 単勝 回収率 |
複勝 回収率 |
---|---|---|---|---|---|---|
JRA | 10-9-7-23 | 20.4% | 38.8% | 53.1% | 74.9% | 80.8% |
地方 | 7-9-9-172 | 3.6% | 8.1% | 12.7% | 19.9% | 80.5% |
◆前走成績(過去6開催)
年 | 馬名 (着順) |
前走 | ||||
---|---|---|---|---|---|---|
レース名 | 距離 | 人気 | 着順 | |||
23 | 1 | アーテルアストレア | 名鉄杯 | ダ1800 | 3 | 1 |
2 | グランブリッジ | スパーキング | ダ1600 | 2 | 4 | |
3 | ライオットガール | レパードステ | ダ1800 | 5 | 1 | |
22 | 1 | プリティーチャンス | ブリーダーズ | ダ2000 | 2 | 2 |
2 | テリオスベル | ブリーダーズ | ダ2000 | 1 | 3 | |
3 | ショウナンナデシコ | スパーキング | ダ1600 | 1 | 1 | |
21 | 1 | レーヌブランシュ | ブリーダーズ | ダ2000 | 0 | 0 |
2 | テオレーマ | スパーキング | ダ1600 | 1 | 6 | |
3 | ウェルドーン | ジャパンダー | ダ2000 | 3 | 3 | |
20 | 1 | マルシュロレーヌ | 桜島ステーク | ダ1700 | 2 | 1 |
2 | マドラスチェック | ブリーダーズ | ダ2000 | 3 | 5 | |
3 | プリンシアコメータ | ブリーダーズ | ダ2000 | 2 | 1 | |
19 | 1 | アンデスクイーン | ブリーダーズ | ダ2000 | 2 | 1 |
2 | ファッショニスタ | スパーキング | ダ1600 | 1 | 1 | |
3 | ラビットラン | TCK女王盃 | ダ1800 | 1 | 3 | |
18 | 1 | プリンシアコメータ | ブリーダーズ | ダ2000 | 4 | 2 |
2 | ブランシェクール | ブリーダーズ | ダ2000 | 5 | 6 | |
3 | アルティマウェポン | ブリーダーズ | ダ2000 | 13 | 7 |