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地方競馬で初めて国際競走の格付け(国際G1)を受けた、年の瀬を彩るダートグレード競走の頂上決戦。1955年に創設された「秋の鞍」を前身とする競走で、「春の鞍」、「春の特別」、「秋の特別」とともに、当時は大井競馬場を代表する四大競走に位置付けられていた。長い歴史を持つ伝統の一戦は、第41回(1995年)から指定交流競走、第57回(2011年)に国際競走へと規模を拡大しており、第60回(2014年)にはダートの本馬アメリカからソイフェット/Soi Phetが参戦している(肺出血の影響で大差シンガリ負け)。また、第66回(2020年)にはオメガパフュームが日本競馬史上初となる同一国際G1の3連覇を達成し、翌第67回(2021年)も制して4連覇の大偉業を果たしてみせた。ほか、第50~51回(2004~2005年)のアジュディミツオー、第56~57回(2010~2011年)のスマートファルコン、第59~60回(2013~2014年)のホッコータルマエの3頭が2連覇を飾った実績を持つ。なお、第56回(2010年)のスマートファルコンにおいては、ダート2000mの日本レコードとなる2分00秒4のタイムで勝利している。近年はJRA所属馬の独擅場と化しているが、かつては第44回(1998年)のアブクマポーロ・船橋、第47回(2001年)のトーホウエンペラー・岩手、第50~51回(2004~2005年)のアジュディミツオー・船橋といった地方の大将格がJRA所属馬を一蹴してきた。
1955年、大井ダート2600mを舞台に「秋の鞍」の競走名で創設。1964年に施行時期を12月へと移し、競走名も現在の「東京大賞典」へと改称された。施行距離は幾度かの変遷を経て、1998年から大井ダート2000mで定着している。1995年にJRAおよび他地区所属馬、2011年には外国調教馬にも門戸が開かれており、地方競馬では唯一となる国際G1の格付けを持つ。
1998年以降の優勝馬を掲載しています。
優勝馬の馬齢は、2000年以前も現行表記と統一しています。
回数 | 開催日 | 優勝馬 |
---|---|---|
第69回 |
2023年12月29日
大井
ダ2000m
|
ウシュバテソーロ
JRA
牡6 川田将雅
高木登
|
第68回 |
2022年12月29日
大井
ダ2000m
|
ウシュバテソーロ
JRA
牡5 横山和生
高木登
|
第67回 |
2021年12月29日
大井
ダ2000m
|
オメガパフューム
JRA
牡6 M.デム
安田翔伍
|
第66回 |
2020年12月29日
大井
ダ2000m
|
オメガパフューム
JRA
牡5 M.デム
安田翔伍
|
第65回 |
2019年12月29日
大井
ダ2000m
|
オメガパフューム
JRA
牡4 M.デム
安田翔伍
|
第64回 |
2018年12月29日
大井
ダ2000m
|
オメガパフューム
JRA
牡3 M.デム
安田翔伍
|
第63回 |
2017年12月29日
大井
ダ2000m
|
コパノリッキー
JRA
牡7 田邊裕信
村山明
|
第62回 |
2016年12月29日
大井
ダ2000m
|
アポロケンタッキー
JRA
牡4 内田博幸
山内研二
|
第61回 |
2015年12月29日
大井
ダ2000m
|
サウンドトゥルー
JRA
セ5 大野拓弥
高木登
|
第60回 |
2014年12月29日
大井
ダ2000m
|
ホッコータルマエ
JRA
牡5 幸英明
西浦勝一
|
第59回 |
2013年12月29日
大井
ダ2000m
|
ホッコータルマエ
JRA
牡4 幸英明
西浦勝一
|
第58回 |
2012年12月29日
大井
ダ2000m
|
ローマンレジェンド
JRA
牡4 岩田康誠
藤原英昭
|
第57回 |
2011年12月29日
大井
ダ2000m
|
スマートファルコン
JRA
牡6 武豊
小崎憲
|
第56回 |
2010年12月29日
大井
ダ2000m
|
スマートファルコン
JRA
牡5 武豊
小崎憲
|
第55回 |
2009年12月29日
大井
ダ2000m
|
サクセスブロッケン
JRA
牡4 内田博幸
藤原英昭
|
第54回 |
2008年12月29日
大井
ダ2000m
|
カネヒキリ
JRA
牡6 C.ルメ
角居勝彦
|
第53回 |
2007年12月29日
大井
ダ2000m
|
ヴァーミリアン
JRA
牡5 武豊
石坂正
|
第52回 |
2006年12月29日
大井
ダ2000m
|
ブルーコンコルド
JRA
牡6 幸英明
服部利之
|
第51回 |
2005年12月29日
大井
ダ2000m
|
アジュディミツオー
船橋
牡4 内田博幸
川島正行
|
第50回 |
2004年12月29日
大井
ダ2000m
|
アジュディミツオー
船橋
牡3 内田博幸
川島正行
|
第49回 |
2003年12月29日
大井
ダ2000m
|
スターキングマン
JRA
牡4 武豊
森秀行
|
第48回 |
2002年12月29日
大井
ダ2000m
|
ゴールドアリュール
JRA
牡3 武豊
池江泰郎
|
第47回 |
2001年12月29日
大井
ダ2000m
|
トーホウエンペラー
岩手
牡5 菅原勲
千葉四美
|
第46回 |
2000年12月29日
大井
ダ2000m
|
ファストフレンド
JRA
牝7 蛯名正義
高市圭二
|
第45回 |
1999年12月29日
大井
ダ2000m
|
ワールドクリーク
JRA
牡5 加藤和宏
新井仁
|
第44回 |
1998年12月23日
大井
ダ2000m
|
アブクマポーロ
船橋
牡7 石崎隆之
出川克己
|
第1回(1955年)は10月16日に施行。第2~9回(1956~1963年)は11月上旬~中旬。第10~44回(1964~1998年)は12月中旬~下旬(第17回は馬インフルエンザ流行の影響で翌年3月13日に施行)。第45回(1999年)以降は12月29日で定着している。
施行場所:大井ダート2000m(右・外回り) 出走資格:3歳以上 1着賞金:1億円 負担重量:定量
1955年 | 大井ダート2600m、4歳(現在の3歳)以上、「秋の鞍」として創設 |
1962年 | 施行距離をダート3000mに変更 |
1964年 | 競走名を「東京大賞典」に改称 |
1971年 | 馬インフルエンザ流行にともない第17回は翌年3月に延期 |
1989年 | 施行距離をダート2800mに変更 |
1995年 | 指定交流競走に指定 |
1997年 | G1(国内独自)に格付け |
1998年 | 施行距離をダート2000mに変更 |
2005年 | アジュディミツオーがレース史上初の2連覇を達成 |
2007年 | 格付け表記をJpn1に変更 |
2010年 | スマートファルコンがダート2000mの日本レコードを更新 |
2011年 | 国際競走に指定、国際G1に格付けスマートファルコンがレース史上2頭目の2連覇を達成 |
2014年 | ホッコータルマエがレース史上3頭目の2連覇を達成 |
2019年 | オメガパフュームがレース史上4頭目の2連覇を達成 |
2020年 | オメガパフュームがレース史上初の3連覇を達成 |
2021年 | オメガパフュームがレース史上初の4連覇を達成 |