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岩手県競馬組合創立25周年を記念して創設。競走名は陸奥国北部(現在の岩手県中部から青森県東部)を統治していた盛岡藩の藩主である南部氏に由来しており、本競走は”南部杯”の通称で知られている。地元岩手所属馬は1990年の第3回にしてグレートホープが初勝利。その後も1993・1994年とトウケイニセイが連覇を達成しているほか、1998年メイセイオペラはJRA所属馬を相手に3馬身差の快勝、2002年においてはトーホウエンペラーとバンケーティングでワンツー決着を果たしている。一方、JRA所属馬はリピーターの活躍が目立つ傾向にあり、ユートピア(2004・2005年)、ブルーコンコルド(2006~2008年)、エスポワールシチー(2009・2012・2013年)、ベストウォーリア(2014・2015年)、コパノリッキー(2016・2017年)、アルクトス(2020・2021年)と、実に6頭もの馬たちが連覇の実績を持つ。ほか、雨の降るなか行われた2020年はアルクトスがダート1600mの日本レコードを0秒6も更新する勝ちタイム(1分32秒7)で勝利してみせた。現在はJpn1競走でありながらJBC競走の前哨戦としての側面も併せ持ち、一線級の猛者たちが秋緒戦として会することも少なくない。
1988年、水沢ダート1600mを舞台に北日本地区交流競走「北日本マイルチャンピオンシップ南部杯」として創設。1995年に指定交流競走としてJRA所属馬や北日本地区以外の地方所属馬にも門戸が開かれると、競走名も「マイルチャンピオンシップ南部杯」へと改称された。1996年以降は盛岡ダート1600mに開催場所を移して行われており、Road to JBCに指定された2002年以降はJBCクラシック・JBCスプリントのトライアルレースとしての役割も担う。なお、2011年は東日本大震災の影響により東京競馬場にて施行された。
1998年以降の優勝馬を掲載しています。
優勝馬の馬齢は、2000年以前も現行表記と統一しています。
回数 | 開催日 | 優勝馬 |
---|---|---|
第36回 |
2023年10月9日
盛岡
ダ1600m
|
レモンポップ
JRA
牡5 坂井瑠星
田中博康
|
第35回 |
2022年10月10日
盛岡
ダ1600m
|
カフェファラオ
JRA
牡5 福永祐一
堀宣行
|
第34回 |
2021年10月11日
盛岡
ダ1600m
|
アルクトス
JRA
牡6 田邊裕信
栗田徹
|
第33回 |
2020年10月12日
盛岡
ダ1600m
|
アルクトス
JRA
牡5 田邊裕信
栗田徹
|
第32回 |
2019年10月14日
盛岡
ダ1600m
|
サンライズノヴァ
JRA
牡5 吉原寛人
音無秀孝
|
第31回 |
2018年10月8日
盛岡
ダ1600m
|
ルヴァンスレーヴ
JRA
牡3 M.デム
萩原清
|
第30回 |
2017年10月9日
盛岡
ダ1600m
|
コパノリッキー
JRA
牡7 田邊裕信
村山明
|
第29回 |
2016年10月10日
盛岡
ダ1600m
|
コパノリッキー
JRA
牡6 田邊裕信
村山明
|
第28回 |
2015年10月12日
盛岡
ダ1600m
|
ベストウォーリア
JRA
牡5 福永祐一
石坂正
|
第27回 |
2014年10月13日
盛岡
ダ1600m
|
ベストウォーリア
JRA
牡4 戸崎圭太
石坂正
|
第26回 |
2013年10月14日
盛岡
ダ1600m
|
エスポワールシチー
JRA
牡8 後藤浩輝
安達昭夫
|
第25回 |
2012年10月8日
盛岡
ダ1600m
|
エスポワールシチー
JRA
牡7 佐藤哲三
安達昭夫
|
第24回 |
2011年10月10日
東京
ダ1600m
|
トランセンド
栗東
牡5 藤田伸二
安田隆行
|
第23回 |
2010年10月11日
盛岡
ダ1600m
|
オーロマイスター
JRA
牡5 吉田豊
大久保洋
|
第22回 |
2009年10月12日
盛岡
ダ1600m
|
エスポワールシチー
JRA
牡4 佐藤哲三
安達昭夫
|
第21回 |
2008年10月13日
盛岡
ダ1600m
|
ブルーコンコルド
JRA
牡8 幸英明
服部利之
|
第20回 |
2007年10月8日
盛岡
ダ1600m
|
ブルーコンコルド
JRA
牡7 幸英明
服部利之
|
第19回 |
2006年10月9日
盛岡
ダ1600m
|
ブルーコンコルド
JRA
牡6 幸英明
服部利之
|
第18回 |
2005年10月10日
盛岡
ダ1600m
|
ユートピア
JRA
牡5 安藤勝己
橋口弘次
|
第17回 |
2004年10月11日
盛岡
ダ1600m
|
ユートピア
JRA
牡4 横山典弘
橋口弘次
|
第16回 |
2003年10月13日
盛岡
ダ1600m
|
アドマイヤドン
JRA
牡4 安藤勝己
松田博資
|
第15回 |
2002年10月14日
盛岡
ダ1600m
|
トーホウエンペラー
岩手
牡6 菅原勲
千葉四美
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第14回 |
2001年10月8日
盛岡
ダ1600m
|
アグネスデジタル
JRA
牡4 四位洋文
白井壽昭
|
第13回 |
2000年10月9日
盛岡
ダ1600m
|
ゴールドティアラ
JRA
牝5 後藤浩輝
松田國英
|
第12回 |
1999年10月11日
盛岡
ダ1600m
|
ニホンピロジュピタ
JRA
牡5 武豊
目野哲也
|
第11回 |
1998年10月10日
盛岡
ダ1600m
|
メイセイオペラ
岩手
牡5 菅原勲
佐々木修
|
第1~5回(1988~1992年)は10月上旬~中旬。第6回(1993年)は11月23日。第7回(1994年)は9月25日に施行。第8回(1995年)以降は原則として体育の日/スポーツの日(2000年の法改正以降は10月の第2月曜日)にあわせて開催されている。
1988年 | 水沢ダート1600m、「北日本マイルチャンピオンシップ南部杯」の競走名で創設 |
1994年 | トウケイニセイがレース史上初の2連覇を達成 水沢ダート1600mのコースレコードを更新 |
1995年 | 指定交流競走に指定 競走名を「マイルチャンピオンシップ南部杯」に改称 |
1996年 | 施行場を盛岡ダート1600mに変更 |
1997年 | G1(国内独自)に格付け タイキシャーロックが盛岡ダート1600mのコースレコードを更新 |
1998年 | メイセイオペラが盛岡ダート1600mのコースレコードを更新 |
2002年 | Road to JBCに指定 |
2005年 | ユートピアがレース史上2頭目の2連覇を達成 |
2007年 | 格付け表記をJpn1に変更 ブルーコンコルドがレース史上3頭目の2連覇を達成 |
2008年 | ブルーコンコルドがレース史上初の3連覇を達成 |
2010年 | オーロマイスターが盛岡ダート1600mのコースレコードを更新 |
2011年 | 東京ダート1600mで施行 |
2013年 | エスポワールシチーがレース史上4頭目の2連覇を達成 |
2015年 | ベストウォーリアがレース史上5頭目の2連覇を達成 |
2016年 | JRA所属馬の出走枠が6頭から7頭に拡大 コパノリッキーが盛岡ダート1600mのコースレコードを更新 |
2017年 | コパノリッキーがレース史上6頭目の2連覇を達成 |
2020年 | アルクトスがダート1600mの日本レコードを更新 |
2021年 | アルクトスがレース史上7頭目の2連覇を達成 |