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北海道2歳優駿2016

北海道2歳優駿 Jpn3

2016年11月1日(火) 20:00

門別/ダート・外/1800m

山崎エリカのダートグレード攻略コラム
~北海道2歳優駿2016~

山崎エリカ
山崎エリカ
山崎エリカのダートグレード攻略~北海道2歳優駿2016~

 2歳最初のG3・エーデルワイス賞は、デビュー時期が早く、キャリアが豊富な地方(門別)勢が断然有利であることを説明しました。しかし、第2戦目の北海道2歳優駿となると中央勢がやや優勢となってきます。JRAでは秋になるとダートの番組が充実し、中央勢もある程度のキャリアを積むことが出来るからです。

 よって、門別のオープン上位馬vs中央の500万下上位馬の対戦図式が作られることが多くなります。そうなるとやっぱり優勢なのは、東京ダ1600mのプラナス賞の勝ち馬で、過去10年の成績は【1・1・2・1】と活躍を見せています。プラタナス賞は、早い時期の500万下ということもあり、年によってレベル差があり、レベルが低ければ昨年のように門別勢がワン、ツーを決めることもしばしば。

 しかし、2011年のオーブルチェフのように、プラタナス賞を圧勝したような馬は、まず、このレースで勝ち負け出来ます。また、プラナス賞の勝ち馬でありながら、唯一、連対を外したのは2006年のアプローズヒーローですが、ハイレベルな門別勢を相手に4着には来れているので、基本的には信頼してもいいでしょう。

 また、プラタナス賞がレベルが低い年や出走していない年というのは門別組が優勢で、一見、2013年のハッピースプリントのようなダート無敗馬を狙いたくなります。しかし、2008年にワンダフルクエストが単勝オッズ1.8倍の1番人気に支持されて8着、2010年にエルヘイローが単勝オッズ2.4倍の1番人気に支持されて6着に凡退しました。また、2015年のタービランスに至っては10着大敗を喫しました。意外と信頼しきれないので、過信は禁物です。

 それでは何を積極的に狙えばいいのかというと、前走の門別の重賞・サンライズカップの連対馬です。2009年のビッグバンや2012年のハッピースプリントのようにサンライズカップを勝っていても度々馬券に絡んでいますが、馬券妙味がたっぷりあるのはこのレースの2着馬です。2006年にトップサバトンは7番人気で勝利、2015年のスティールキングは8番人気で2着、2013年のエイシンホクトセイは10番人気で3着と、超人気薄で好走しています。ただし、前記したエルヘイローのように追い込みだったり、タービランスのように逃げというような極端脚質の馬は、展開が合わずに度々馬群に沈むこともあるのでご用心!

 他では2010年の勝ち馬カネマサコンコルド(5番人気)や2011年の3着馬シーキングブレーヴ(10番人気)のように、もともと中距離戦で実績がありながらも、近走短距離戦を使われて、結果が出せなかった馬の活躍も目立っています。

 また、中央勢で穴が開くパターンは、2008年の勝ち馬メトロノース(6番人気)や2012年の2着馬やコスモコルデス(8番人気)のように、前走初ダートの未勝利で結果を出してここへ駒を進めてきたタイプです。ダート慣れと勢いで経験豊富な馬たちを撃破するパターンです。

 それ以外では、2011年の2着馬ベルモントダンサー(7番人気)、2012年の勝ち馬アルムアダプタ(7番人気)のように、前走新馬戦の勝ち馬がさらなる上昇度を見せて通用していることも多いです。新馬戦でいきなり通用するような馬は素質が高いことが多く、レースを経験したことで大きく変われることがあるということなのでしょう。逆に、純粋にダート戦のみを3戦以上使われ、やっと1勝した馬というのは素質不足のせいか、全く通用していませんでした。


●まとめ

・本命候補
前走のプラタナス賞を勝利した馬。

・穴馬候補
・前走のサンライズCで連対した馬。
・もともと中距離戦で実績がありながらも、近走短距離戦を使われていた馬。
・1戦1勝の中央勢。


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歴史・概要 ~北海道2歳優駿2016~

北海道2歳優駿は、門別競馬場・ダート1800mで施行される地方重賞(JpnⅢ)である。1974年、北海道3歳優駿(札幌・ダート1200m)の名称で創設。1997年からダートグレード競走として統一GⅢに格付け。施行場・距離が門別競馬場・ダート1800mに変更された。

本競走の優勝馬には、全日本2歳優駿の優先出走権が与えられる(地方所属馬に限る)。

過去の優勝馬には、タイニーダンサー、ハッピースプリントなどが名を連ねる。

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