ここはダートグレードで上位常連のブルドッグボスvsノブワイルドの同厩対決となります。今年は直接対決となったさきたま盃とJBCスプリントでブルドッグボスに先着を許していますが、さきたま杯はノブワイルドがオーバーペースで逃げて、ブルドッグボスに都合のいい展開にしたもの。また、前走のJBCスプリントは、テンの速いモズスーパーフレア―が逃げて、レースを前半3F33.4-後半3F37.3の超絶ハイペースにちたことで、出遅れて最後方からの競馬になったブルドッグボスは展開に恵まれたものの、ブルドッグボスは自分の型(逃げ)に持ち込めず、15着大敗を喫しました。

　しかし、今回はノブワイルドがハナを狙えるメンバー構成。さらに、前走でモズスーパーフレア―を追い駆け、厳しい流れを経験しているので、今回で持久力が強化されるはず。ここは逆転が期待できるでしょう。一方、ブルドッグボスは、展開に恵まれてある程度好走した後の一戦になるので、大きな上昇は見込めないでしょう。よって、◎は(10)ノボワイルド、○は(7)ブルドッグボスとしました。

　▲は、3走前のスパーキングサマーカップTRで6馬身差の圧勝、前々走のスパーキングサマーＣは久々の重賞でヒカリオーソやブラックジョーらに突かれてペースを上げざるを得ない中、4着と崩れなかった(11)ハルディネロ。スタミナが不足する休養明けの前走サンタアニタＴは、ワークアンドラブのオーバーペースを追い駆けたために13着に失速しましたが、展開に恵まれた2着グレンツェントと0.8秒差なら、展開次第で逆転も可能でしょう。厳しい流れを経験したことで持久力が強化され、今回で大きく変われる可能性が高いです。

　あとは△に重賞を9戦して、2着2回、3着3回の(3)ファルコンウイング。同馬は逃げ馬ということもありますが、終いが甘くなるので、折り合う競馬さえできれば、距離短縮は好材料でしょう。デビュー当初はダ1500ｍで折り合う競馬で善戦していた馬だけに、そういう競馬もできそうな感があります。

　他では、2連勝後の前走、サンタアニタタトロフィーで、グレンツェントよりも先に動いて同馬と0.1秒差(3着)に善戦した(4)コパノジャッキー。この馬はテンに置かれても道中で動けるのが強み。グレンツェントは休養明け好走後となるだけに、レースを順調に使われて上昇力も見せているコパノジャッキーのほうを買い目に加えました。