前哨戦の北海道2歳優駿を圧勝したエピカリス不在。それならば、もうひつの前哨戦、兵庫ジュニアグランプリ組から本命を推します。

　◎は、前走の兵庫ジュニアグランプリを逃げバテした(9)ネコワールド。兵庫ジュニアグランプリは、外枠から猫まっしぐらに逃げて6着失速も、前半3Ｆ36秒6-後半3F39秒5のハイペースならば仕方なし。また、前走で厳しい競馬をしたことで、緩めの身体も絞れてくるはず。

　○は初ダートの前走、エーデルワイス賞を圧勝し、ダート適性の高さを証明した(1)リエノテソーロ。前走で5馬身突き放された2着馬アップトゥユーは、次走のローレル賞で圧勝ですから、リエノテソーロがここで通用する能力は持っているでしょう。ただ、今回は初距離。スプリントで3戦3勝しているように、これまでのレースぶりがマイラーというよりは、やや快速馬よりのイメージが強いので狙い下げました。

　▲は、3走前のヤマボウシ賞では、◎にネコワールドに先着を許したものの、その後、成長力を見せ、近2走ではネコワールドに先着の(13)ハングリーベン。兵庫ジュニアグランプリのローズジュレップよりもこちらを上に取ったのは、ローズジュレップは前々走で超厳しい流れを逃げバテしたことが起爆剤となって好走したからです。今回で余力があるのはハングリーベンのほうでしょう。

　以下特注馬として、前走の北海道2歳優駿は、逃げたエピカリスが前を完全にぶっ潰しましたが、2～5着馬の中では前々で立ち回って4着入線した(6)ストーンリバー。今回で前がペースを引き上げて、差し馬有利の流れとなれば出番がありそうです。

　△に前走の平和賞は、速い流れを早め先頭に立つ、ここを意識した競馬ぶりで、一発を警戒したい(8)キャンドルグラス。あとは上昇一途の北海道2歳優駿の3着馬で、再び展開に恵まれれば少しはチャンスある(10)スウィフトハート。