◎セイクリムズン
昨年末は人気に応えられず、さすがに能力に陰りが出てきたかなと思ったが、今年に入ってからの２戦は負けたとは言え、さすが実力馬という走り。まだまだ走れるところは見せたし、衰えもない。今回は去年強い勝ち方した黒船賞。内を空けて走る高知は砂も深いし、最後は一杯になりながらゴール版を駆け抜けるため、地方交流にしては珍しく、外差しも決まる舞台。それを去年は逃げ切ってみせたんだからね。今年はさすがに逃げないと思うが、それが逆にいい方向に出るでしょう。中間の攻め気配も良いし、今回は交流ではあまり結果が出てない５８キロを背負うが克服してくれるでしょう。他の有力馬が休み明けや距離不安など、この馬以上に克服しなければいけない課題があるだけに、去年からの１キロ増はなんら問題ないと判断するよ。

○ダイショウジェット
相手は去年強い◎セイクリムズンを「差し損ねた」この馬。上でちょっと言った通りこの舞台はあんがい外差しが決まる。追走に苦しむ同馬だけど、終いはしっかりしていて、去年同様今年も外を差してこれるでしょう。１０歳になったけど、まだまだ衰えは感じないし、交流なら十分に通用する。今回はベストと言っていい舞台だし、この馬にこの外目の枠も絶好。去年先着された◎セイクリムズンとは斤量差が当時より１キロ広がるし、アタマまでも十分可能性があるよ。

▲ティアップワイルド
前走は◎セイクリムズンと斤量差があったのや楽逃げできたのを考慮しても強かったね。今回は斤量がその時よりも軽くなるし、普通にいいところなんだが、この馬は鉄砲実績が無い。短期放牧だし、中間もしっかり乗り込んでいるが、やはり使われてきた◎セイクリや○ダイショウと比べると仕上がり具合は劣るでしょう。前にいく脚質で上で言ったように差しが決まるし、そういう状態なら前走の再現は難しいでしょう。まぁ、それでもラブミーチャンあたりを競り落として先行組の中では一番残れる実力はあるけどね。

△スーニ
ラブミーチャンが出てるときは走るんだよねこの馬。今回はラブミーチャン出てるから走るよ。まぁ、鉄砲実績無いし、斤量も背負うしこの評価で十分でしょ。

△ラブミーチャン
前走を叩いてここは予定通りのローテ。ちょっとズブさが出てきて１４００ｍにも対応できるようになってきたが、交流の１４００ｍだと勝っていないように、やはり１２００ｍがベスト。さらに何度も言ったが、ここは砂が深くて時計が掛かり、差しも決まる舞台。恐らく前で受けるこの馬には厳しい展開になるだろうし、斤量５６キロで去年のセイクリムズンみたいな押し切りは難しいでしょう。