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今日のレースをもって、また二人の騎手がターフに別れを告げました。
武幸四郎騎手と田中博康騎手。
武幸騎手で思い出されるのは、近年ではやはり2013年にGⅠを3勝したメイショウマンボ。
特にオークスでの快勝が記憶に新しいです。みんなに祝福されたような勝利でした。一緒にレースをしていた横山典騎手でさえ、追いながら「幸四郎~!行け~!」と応援していたというのも有名な話。
あのレースの勝利騎手インタビューでの幸四郎騎手の「結果が出ない時も、ちゃんと僕に声援は届いてました。」というコメントがすごくいいと思いました。
また、レインダンス、トライアンフマーチ、メイショウドンタクなど、GⅠで穴をもってくる騎乗や2014年天皇賞(春)での代打の代打騎乗(当日変更)によるウインバリアシオン2着も見事でした。
誰よりもメイショウの勝負服が似合う騎手でした。
田中博騎手で思い出されるのは、なんと言っても2009年エリザベス女王杯で大波乱を演じたクイーンスプマンテ。
あれで「田中ひろやす」は、野球(田中浩康)だけじゃないと知らしめた勝利でした。余談ですが、あのレースのクイーンスプマンテの馬番は⑦番。当時ヤクルトの田中浩康選手の背番号も⑦番で、サインだったのかと思わされたのを覚えています。
あのレースでは、関西テレビの馬場アナウンサーの「これが競馬の恐ろしいところ」というフレーズがなんとも耳に残っています。
GⅠ史上歴史に残る大波乱、大金星でした。
二人とも春からは調教師として新たな道を歩むということで、応援したいです。
そして、近い将来新聞の調教師欄に「武幸」や「田中博」の文字が見られることを楽しみにしたいと思います。
武幸四郎騎手、田中博康騎手、騎手生活お疲れ様でした。