先週のPOG戦線には延べ4頭の指名馬が出走。
どの馬も頑張ってくれましたが、特に牝馬2騎は惜敗というのも口惜しい結果となりました。

・10月1日 阪神2R
☆ファームフェイス 2着 1.23.3・稍重(1着馬とのタイム差+0.0)
単勝オッズ 7.8倍(3番人気)
【採点：6.0】

課題であったゲートで出負けすることなくまともなスタートを切って、道中は馬群の真っ只中。
「これならイケる♪」
と思いながらレースを見ていたのだが、直線を向いて追い出しにかかろうかというところであろうことか前が詰まる。懸命に岩田が行き場を探っているのが画面越しに伝わってくるのだが、ようやく進路を確保して抜け出したところを勝ち馬に内を掬われての惜敗。本当に惜しい内容だったけど、未勝利戦なら相手関係を問わずに勝ち負けと言えるレベルなのは間違いないでしょう。
収穫の多い一戦だっただけに勝ちたかった。それでも岩田も「もう少し距離があった方がいい」と笹田調教師に言っていたそうなので、レースの選択肢は広がるでしょうね。
いずれにせよ、次走が楽しみになりました。

・10月2日 中山9R サフラン賞
△アエロリット 2着 1.34.9・良(1着馬とのタイム差+0.0)
単勝オッズ 2.2倍(1番人気)
【採点：6.0】

新馬戦の内容を評価されての1番人気だったわけですが、前半4ハロンが前日の準オープンより速い流れを外の2番手で追走。ただ、その外から引っ掛かったアンバーミニーに絡まれて見た目以上に厳しい流れだったように思います。
そのせいか抜け出す時にかったるそうに見えたわけですが、先行勢を振り切って「勝った♪」と思ったところを勝ち馬に強襲されて無念のハナ差負け。まったく、普段の善臣は4着が“伝統芸”なんだからこんなところで突き抜けなくても…なんてボヤキの一つも言いたくなるところ(苦笑)
典ちゃんのコメントでは「ソラを使った」ということでしたけど、距離はマイルも問題ないことがわかってその点は収穫。ただコースは東京の方がいいかもしれませんね。
まあ勝ち馬の時計評価がJRA-VANの『若駒コラム』のタイムランク分析で、中の人のコメントを借りると「去年のクードラパンより強い内容」ということだったので、勝ち馬以上の内容は残していることを考えると先々は楽しみです。
なお余談ですけど、この若駒コラムを書いている人の文章でほぼ毎回、過去の勝ち馬や基準タイムと比較する内容のところでチョイチョイ、イラッとするんですよw

順番は前後したけど、以下は主戦場のPOGでの指名馬について。
・10月1日 中山1R
★アンティノウス 4着 1.57.3・良(1着馬とのタイム差+0.8)
単勝オッズ 2.5倍(1番人気)
【採点：5.0】

オンタイムでレースを見ていた時は、確かで実況で1000mの通過が64秒台だったハズなのだが、公式記録を見たら1000m通過が63.5秒だった。
よくよく考えて見ると4回中山の2歳のダート1800mの良馬場で1000m通過は65～66秒ぐらいじゃないかと思うと、やはり少し速かったのかという気もするけど、単騎で行けたのなら少々速いペースでもなんとかしてほしかった…というのが本音。
もう少し体力がつかないと…というのが現時点での課題でしょうか。中山の2戦からはそのうちなんとかなるという内容でしたけど、ドラフト的には反省点の多い指名になっちゃったかな～という内容でした。

・10月1日 阪神3R
★ルタンデュボヌール 4着 1.50.4・稍重(1着馬とのタイム差+1.3)
単勝オッズ 14.5倍(5番人気)
【採点：5.5】

ゲートで立ち上がって外枠発走に。
この馬、初戦のパドックでもユーイチが乗った途端にロデオをしたので気性面の問題は大きそうです。
まあ友道厩舎で籍のついた牡馬が138頭いて騙馬は5頭しかいないことを勘案すると去勢という選択肢はあまりなさそうですけど、どうなることやら。

レース内容自体は、上位2頭には離されたものの良化はしたと思われます。使っていけば近いうちに勝ち上がれるとは思いますけど、やはり一にも二にも気性面の改善が課題だよな。
で、そのゲートの件で発走調教再審査を課せられたわけですが、これは特には出走停止期間というのはないんですよね？ただ、再審査をクリアしないと次に出られないというだけで。
昨シーズンに若葉Sでアドマイヤダイオウがゲート再審査を喰らった時には【出走停止期間】が公式記録に明記されていた記憶があるのだが…。


とにかく先週は、どの馬も勝ち上がりにはメドの立つ内容ではありましたけど、結果だけが得られませんでした。
今週は結果“も”得られるといいのだけど…。