本来なら９月の満月をそう呼ぶのに、その
満月が１０月（２回）にずれたので最初のそ
れをハーベストムーンとしたという。
　その満月（中秋の名月）を一万歩強歩の江
戸川堤から眺めながら、あまりに赤い（オレ
ンジ色）の”迷月”週に神戸新聞杯の◎マイ
ラプソディが鼻出血で最下位、月に吠える狼
のように息巻いていたアメリカ大統領（夫妻）
が新型コロナに感染、凱旋門賞エネイブルの
ライバルとなるはずだったラヴがスクラッチ
（回避）した。
　太陽の冠（コロナ）に包囲された地球に月
の魔力が追い討ちをかけているとすれば、現
役を１年延期してアーク３勝の栄冠を手元に
引き寄せた女王エネイブルの思惑、命運は…
凶。印でいえば無印。
　ウマニティには「消」と打って、カミソリ
のような”黒三日月”に赤いワイングラスを
かかげて…はたしてどうなるか。
　
　侮れないこの月の初日のメイン中山１１Ｒ
・秋風Ｓはフランスのアーク（凱旋門）の傾
向にも合致する「強い３歳牝馬」⑦インター
ミッションが【１・３・１】の中山１マイル
のベストステージに舞い戻った。
　桜花賞は道悪、オークスは距離に泣き、ひ
と夏の英気を養って帰ってきた舞台は秋風そ
よぐ青い芝。Ｓ～Ｈの流れに応じて自在に動
ける柔軟なバネ、身体がどれだけパワーアッ
プされているか。不安よりも期待が膨らむ。
不利な大外を金門に変えうる初B着★⑯ウイン
ゼノビア特注。
　中京１１Ｒ・シリウスＳは秋の大魔王（ウ
イザード）⑧サンデーウイザードの季節が到
来した。
　「あまりに具合がいいので（待ちきれずに）
、帰厩の予定を早めてここへ」というほどに
秋が早く深く訪れた。ハイペース必至の俊足
メンバー揃いだけに…。