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丸山健二氏のつぶやきの中から、例えばこんなものを。
「物心がついたうちからしっかりとした目的を持ち、それに向かって邁進し、努力を重ね、そうすることの充実感の味をしめた者は、全力投球で生きることの醍醐味を忘れられなくなり、成否がどうであれ、自分の人生を生きたことが実感され、能力のありったけを発揮して命の糸を紡ぐことの意義に到達できる。」
「〈余生難民〉とも呼ぶべき、退職後の身の始末に困り果てて、世界遺産の指定を受けて話題になった場所や建造物に、さもなければ有名観光地に、はたまた近所のイベントのたぐいに顔を出し、充実した第二の人生を送っているものと思いこんでいる、いや、思いこもうとしている者たちの背中に哀愁が漂う。」
「誰の人生でもなく、自分の裁量でどうにかなるはずの人生であるにもかかわらず、一番肝心な生きる目的を最初から除外して、学歴や資格に頼りきりで、のほほんと、あるいは、のんべんだらりとした一生を送ろうとするのは、生きることを半分以上放棄したようなもので、つまり、生ける屍ということになる。」
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時には耳が痛くなる、グサッと刺さるような内容がありますが、冷静に読み返すと、腑に落ちるということで、フォローを継続しています。