PP指数の各馬の(前走指数＋前々走指数＋近5走の最高指数)÷3で算出した『能力値』は、高い順にショウナンアンセム(11.7pt)、スターオブペルシャ(11.0pt)、メンデンホール(7.0pt)、リルティングインク、シュピールカルテ(ともに6.3pt)。能力値は競走馬の能力と勢いを示すものであり、基本的に本命馬は、能力値5位の中から選出するというスタイルで予想を行っています。

　よって、◎には前々走で現クラス勝ちの(13)ショウナンアンセムを推します。前走は2番ゲートから好スタートを切ったものの、押えて位置を下げたら直線で2度も前が塞がる不利。この馬本来の能力を出し切ることが出来ませんでした。そんな経緯から戸崎騎手への乗り替わりとなったわけですが、まあ、普通に乗ってくれれば巻き返せるでしょう。

　○は、昨夏の新発田特別(500万下)を休養明けで勝利した(4)メンデンホール。この馬は未勝利勝ちも休養明けだったように、鉄砲駆けする馬。今回は6ヵ月の休養明けになりますが、現時点で8番人気と意外と人気がなく、変わり身一発に期待しました。

　▲は、このクラスを勝った3走前同様に減量騎手起用で、巻き返しに期待の(10)リルティングインク。昇級してからは7着、11着に凡退していますが、前々走は休養明け好走の反動によるもの、前走は距離によるものでしょう。実績ある短距離で斤量52㎏なら、近2走以上のパフォーマンスが期待できるでしょう。

　以下特注馬として、体質が弱いのか(？)デビューからレース使い込めずに休み休みの競馬ですが、前走・三条特別から休ませることなくレースを使えるのは体質強化の証と見て、一発を期待したい(5)プラトリーナ。距離も芝1600ｍだと勝ちに行きたがるところがあるし、逆に芝1200ｍだとテンに置かれるところがあるので、現状では芝1400ｍが好ましいように感じます。

　あとは△に東京芝1400ｍのクロッカスＳで0.2秒差(5着)と好戦した3歳馬で、前走・国分寺特別でもこのクラスで逃げて目標にされる形で4着の(7)ワイナルダム。今回は減量騎手起用で、斤量51㎏となれば、前走以上の競馬が期待できます。

　他では3走前の神奈川新聞杯(1000万下)で2着の(11)スターオブペルシャ。500万下のここでこの馬本来の実力を出し切れればここも勝ち負けになると見ていますが、7ヵ月の休養明けで降級となった前走が不甲斐ない負け方。良くなるのはもう少し先と見て、押え程度の評価としました。


　本日の提供レースはこれにて終了です。