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19日、英サンダウン競馬場で行われた「ワールドレディースチャンピオンシップ」の第13戦(芝1600メートル、純血アラブ)に招待されていた藤田菜七子騎手(19)=美・根本=が、アクシデントに見舞われた。
騎乗予定だったアルティメットフォース(セン8)がパドックで激しくイレ込み、騎乗した直後に暴れて放馬。菜七子は馬の下敷きになるシーンも。同馬は競走除外。ほろ苦い海外初遠征となったが、その後に思わぬ“お見舞い”があった。
主催するファティマ・ビント・ムバラク妃殿下の関係者が菜七子に「申し訳ありません」と声をかけ、「アブダビのファイナルに招待します」と約束したのだ。期せずして各レースの勝者が集まるファイナル(11月13日、アブダビ)への参戦が内定した。菜七子は「けがは大丈夫です。勝ってアブダビに行きたかったです。アブダビでは頑張りたいと思います」と気丈にコメントした。日本で改めて腕を磨き、再度の海外遠征を待つことになった。