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今回は大井競馬場で行われるS2勝島王冠のポイントを、大井コースの馬場傾向、近年のレース結果をもとに考察していきます! 予想にお役立てください。
有力馬は休み明け、大井コース実績不安、ハイペースで先行勢不安などそれぞれにマイナスを抱え、時計的にはどこからでも買えそうなメンバー構成。本命党、穴党それぞれが楽しめそうで、さすが大井競馬といった底力を感じさせるレース。
勝島王冠といえば、2冠馬ハッピースプリントが単勝1.3倍で惨敗し単勝万馬券、11番人気のハブアストロールから6番人気、7番人気で決まった2014年が思い出されます。今から考えてみるとハッピースプリントはジャパンダートダービー(2着)から直行、4ヶ月半余りの休み明け。冬場で絞りづらい時期だけに、順調さを欠く馬はマイナス評価としたいところです。ハブアストロールもそうですが、2010年スーパーパワー(単勝77倍)しかり、外回りコースだけに4コーナー10番手以降にいた馬が、ハイペースを利して差し切ることがあるのがこのレースの怖さ。休み明けの先行馬がハイペースを刻むようだと、後方で脚を溜めた馬の怒涛の末脚があるかも!
今年そんな役回りを演じられそうな馬を、穴に取り上げたいと思います。
まずは、今年も残りわずか。さんざんお世話になったあの法則(前回船橋記念もそうでしたね!)、行きましょう。
「アイウォール、ギャルダルと一緒に走った馬」。
何とかの1つ覚えみたいに繰り返していますが、この2頭強かったんですから仕方ありません(得意の川崎で神奈川記念に登録しているアイウォール、今から気になります)。
アイウォール→デュードヴァン、スワーヴアラミス
ギャルダル→デュードヴァン(3走連続)
軸にするならこの2頭がおすすめでしょう。
注目馬を見ていきましょう。
コースに向いた穴馬を探すコラムなので、ここも人気薄に注目していきます。
■ハイペース必至と見て、大外から鬼脚を使えそうなミヤギザオウ。
バテ知らずの馬だけに距離はもっと長いほうが良さそうでも、同距離の羽田盃を勝っているだけあって前が潰れれば。
ブリンカーの威力が炸裂するか。
■ロードレガリス
JRA在籍時の実績上位。着実な末脚はここでも計算できる。落合騎手も魅力。
■デュードヴァン
JRA実績も中距離適性があり、フジノウェーブ記念で見せたような末脚をここでも見せられれば。
■スワーヴアラミス
休み明けではあるものの、強烈な末脚を考えれば3着には食い込んで欲しいところ。
■デュープロセス
1800mではJRA在籍時BSN賞で最速の上がり、ジュンライトボルト、ホールシバンに次ぐ3着。
前々走ではアラジンバローズと差のない競馬をしており、秘めた力をフルに発揮できれば食い込みも。
■カジノフォンテン
去年のこのレース1番人気。ハイペース必至だが、好調教、休み明けは走るタイプ。
■マンガン
末脚着実。順調に使われていることで久々の馬との差を詰められたら。
(文・ニャートバー)