北上川大賞典（M2）
盛岡競馬場・ダート2600m
11月19日（日）18:05発走

岩手競馬の最長距離重賞・北上川大賞典の創設は１９７８年。盛岡、水沢とコースは替わっても第２回以降は２５００ｍが舞台でしたが、昨年から盛岡ダート２６００ｍへ変更されました。歴代覇者には強豪がずらり。３連覇はボールドマックス、グレートホープ。そして一昨年はエンパイアペガサスが圧勝。史上３頭目の偉業を達成しました。また２連覇はスリーパレード、トウケイニセイ、モリユウプリンス、メイセイオペラ、グローバルゴットが達成しています。

【注目馬情報】
★ノーブルサターン　牡９歳　板垣吉則きゅう舎・水沢
２０１９年、ＪｐｎⅢ・マーキュリーカップでグリムの２着。昨年12月、中央ダート４勝、南関東Ａ１級を経て転入。いきなりトウケイニセイ記念、桐花賞と重賞2連勝を飾ってシーズンを終了。今季も2戦目に重賞・シアンモア記念を完勝し、健在を誇示しました。３ヵ月ぶりの前走は５着でしたが、ひと叩きされてエンジン全開。

★スズカゴウケツ　牡6歳　千葉幸喜きゅう舎・水沢
中央ダート3勝、障害１戦を経て昨年10月に転入。初戦を快勝し、重賞・岩手県知事杯OROカップ7着後、名古屋へ転籍。６戦１勝から再び岩手入りし、重賞・シアンモア記念、重賞・一條記念みちのく大賞典で２着に激走。高配当を演出しました。２ヵ月半の夏休みから重賞・岩手県知事杯OROカップ８着でしたが、前回快勝で軌道修正。未知の距離がカギですが、好調度で克服。

★レールガン　牡６歳　佐藤浩一きゅう舎・水沢
強烈な追い込みを武器に重賞・東北優駿（岩手ダービー）３着。一昨年は北上川大賞典で２着を確保し、昨年３着。中央２戦０勝から転入後、岩手で秘めた素質を開花させました。距離が長ければ長いほど持ち味を発揮し、初タイトルを狙います。

★フレイムウィングス　セン6歳　酒井仁きゅう舎・水沢
中央ダート２勝、南関東Ｂ１級から転入。重賞・シアンモア記念４着、重賞・一條記念みちのく大賞典３着。ＪｐｎⅢ・マーキュリーカップでも地方最先着を果たしました。岩手未勝利とジリ脚タイプですが、それならば長丁場は望むところ。

★マイネルアンファン　牡８歳　板垣吉則きゅう舎・水沢
中央ダート３勝、南関東２勝・Ｂ１から岩手入り。５勝２着２回３着１回。着外が一度もなく、抜群の安定感を誇っています。東京ダート２１００ｍ１勝、大井２０００ｍ１勝と長距離戦を最も得意としています。

★ゴールドギア　牡８歳　伊藤和忍きゅう舎・水沢
中央時代は芝長距離で活躍。岩手転入後も芝２４００ｍ交流・せきれい賞で２着に惜敗しました。今度はダートが舞台ですが、転入初戦の盛岡ダート１８００ｍ重賞・あすなろ賞２着で問題ないことを証明済みです。

★ゴールドクレスト　牡６歳　齋藤雄一きゅう舎・盛岡
南関東Ｂ２から８ヵ月の休養をはさんで転入。２戦とも８着でしたが、南関東２０００ｍ以上で６勝をマーク。

文：松尾康司

（岩手競馬プレスリリースより）

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