全馬評価あり:良化条件がありすぎて、本命にするしかない！



＜予想＞

◎：マコトタリスマン
外枠に入って時計の出る馬場も歓迎

○：エイシンニシパ
58㎏は楽ではないが状態良化で

▲：マイタイザン
良化が遅いが自分の競馬で

△：オオオヤブン
ペースが落ち着くことはプラス

☆：メイショウオオゼキ
逃げ馬の後ろを取れれば



＜予想詳細＞

本命は、マコトタリスマン

前走の園田金盃は、内枠から出して行ったが、外からマイタイザンがハナを取りに来るので、外から被されて逃げ馬の後ろから追走。
2周目向正面の前の2頭の加速に少し遅れて、直線でも粘れずに8着。

2番人気で全くいいところなく終わったが、内枠で外に前に行く馬が揃ってもまれる競馬。逃げるか、2番手からの競馬で結果を出してきた馬なので、崩れて当然と言える枠だった（だから、前走の予想では2番人気でも消し）。

今回は、外枠に入って、逃げるマイタイザンは大外。逃げるくらいに出して行って、マイタイザンがハナを取ってその外に切り替えれば、力が出せる2番手での競馬が可能。
さらに、馬場も得意の時計の出る馬場で、距離もベストの1870m。斤量も56㎏で、マイタイザン(57kg)、エイシンニシパ(58kg)より軽い。

前走から一変して、力が出せる条件が揃ったので、狙うしかないということで本命に。

これで田中学騎手なら文句なしに最高だったのだが、負傷で廣瀬航騎手に乗り替わり。オッズ面では下がるプラス面はあるが、やはり不安ではある。それでも馬としての勝てる条件が揃っているので、しっかり2番手からの競馬をしてくれるのを期待する。



対抗は、エイシンニシパ

前走は、押して2番手を取って、マイタイザンのペースアップにピッタリついて行ってマーク。
直線では勝ったと思ったところから、スムーズに外に出せていなかったタガノゴールドが強襲してきて2着。相手を褒めるしかないレースだった。

今回は、前走の内から前に行く馬を追いかけての位置取りではなく、外から速い馬の被されながらの位置取り。外に切り替えても3番手からが濃厚で、外に出さないなら2列目の好位内からの追走になる。その位置で斤量も58㎏になる。

前走はいい走りで良化も見せたが、パフォーマンスを落とす可能性が高く対抗に。



以下の相手は、

休み明けから3戦使ってなかなか良化をしてこないが、2周目向正面の加速には少し良化を感じた。
パサパサの馬場の方がいいが、前走よりペースは楽になりそうなので、逃げて上位争いに加われていいマイタイザン

前走も1400mと同じように控えて差す競馬で、3コーナーから仕掛けて外からじわじわ伸びてきたが4着まで。初めての1870mだったことを考えると上出来の走り。距離延長でも自分の脚は見せた。
今回は前走よりペースが落ち着きそうで、馬場も時計が出ているので、1400mで差せるスピードが生きることで馬券圏内まであっていいオオオヤブン

前走は、2列目の内から2頭目の5番手から追走していたが、4コーナーでついて行けなくなって失速。
前走の走りだとちょっと買いづらいが、最内の絶好枠に入った。逃げ馬の後ろをピッタリついて行って、摂津盃のようにペースが上がらない時の残り目が怖いので押さえておくメイショウオオゼキ

まで。



※以下は、買わない馬の評価。

スリーピーアイ
前走は、最速上がりと言っても最後方から2頭交わしただけ。重賞では力負けの内容が続いているので厳しい。

コスモヴァーズ
前走は、自分の脚は見せて4着。この馬なりに安定して走っているが、重賞で戦えるレベルの走りは見せていない。

アリオンダンス
前走は、前残りの展開で最速上がりの0.1秒差はよく走っている。相手が一気に強化される重賞ではいいところなく後方を回ってくるだけなので。

ナリタミニスター
下のクラスでは連勝を続けていたが、A1までくると壁に当たって3連敗。クラス慣れをしたらもう少し走れると思うが、1870mは距離が長い。

タガノヴェリテ
56㎏になるのは魅力だが、去年の重賞で好走できたのは2400mの六甲盃だけ。重賞でないここ2戦も、以前なら勝てていい相手に完敗。下原騎手はオオオヤブンを選んでいるのが、現状の評価か。

カリテスグレース
園田金盃は、最速上がりタイの脚で追い込んできて、0.3秒差5着は最高の走り。差しが決まる展開であそこまでなので、やっぱりもう少し距離で、相手ももう少し楽な方がいい。今回は、展開も向きそうにない。

クイントゥープル
手薄な相手に前残りで好走するのがこの馬のパターンなので、重賞で前にも行けなくなるとお手上げ。