【日曜盛岡勝負R:全馬評価あり】普通に走れば結果は付いてくる！


＜予想＞

◎：ミックファイア
左回りが極端にダメでなければ条件合う

○：ベルピット
輸送が問題なければこの相手でも

▲：マンダリンヒーロー
吉原騎手替わり歓迎も相手強く

△：ニシケンボブ
ミックファイアの動き次第で残り目ある




＜展開＞

絶対に逃げたい馬は、不在。ベルピットが被されたくはないので、内から出して行ってハナ。その外にニシケンボブ、ミックファイア。それに続いてマンダリンヒーロー、タイガーチャージ。

前半はゆったりした入りで、向正面中盤からミックファイアが外から前に並びかけることで全体がペースアップ。やや遅い流れを想定。


＜予想詳細＞

本命は、ミックファイア

前走のジャパンダートダービーは、いいスタートから位置を取りに行ったが、外のミトノオーが速かった。先に行かせて、その外を取りに行こうとしたら内から出してくる馬が多くて、無理せず好位外の5番手から追走。

中央馬の流れについて行って、3コーナーで3頭分外から位置を上げて3番手に上がって直線へ。ミトノオーとの差は大きかったが、残り250mでユティタム、残り70mくらいでミトノオーを交わして2.1/2馬身差で勝利。


結果を見るとミトノオーとユティタムは、2000mが長かったと感じる止まり方。でも、東京ダービーから時計を縮めて、前半のラップ推移が全く違うレースで勝っているので評価できる内容（前半3Fの違い：東京ダービー37.5秒、JDD34.9秒）。

レールレベル的にも、例年と同じくらいなので、21年キャッスルトップが勝った中央馬がボロボロすぎて勝った年とは違う。価値のある勝利。血統的にも、父シニスターミニスター、母父ブライアンズタイムなのでまだ成長が期待できる楽しみな1頭。


今回は、左回りの対応が問題ないかだけ。

大井以外でのレースが初めてなので、左回りの対応が課題。レース内容からは器用さを感じるので、大丈夫と考えている。

他の要素を見ると、盛岡の馬場は地方の中で一番時計が出る馬場。今年のかなり速い大井の馬場で勝ってきたミックファイアには合う。輸送は、普段が外厩調整で大井で調整されている馬でないので気にならない。休み明けを苦にしないところは、5ヶ月ぶりで羽田盃を勝っていて証明済み。枠は、他馬を見ながら自分のペースで走れる少頭数の大外は歓迎。

相手関係は、道営三冠馬ベルピット、サンタアニタダービー2着マンダリンヒーローと初対戦になる。ベルピットとは戦ってきた相手が違いすぎて、マンダリンヒーローはヒーローコールに勝てない（3戦3敗）がミックファイアは2戦2勝。

左回り以外に気になるところはない。左回りが極端にダメでなければ、普通に走れば勝てる相手なので素直に期待する。




対抗は、ベルピット

前走の王冠賞は、一番いいスタートで外から出してきた馬にハナを譲って、外のニシケンボブと2番手争い。ここは主張して2番手で追走。3コーナーから逃げ馬との差を縮めて、4コーナーで早め先頭。そのまま押し切って5馬身差完勝。

道営三冠になるかのレースだったが、勝負付けが済んでいた相手だったので順当勝ち。調整過程を見ると、2ヶ月半ぶりで乗り込まれてはいたが北海優駿より軽め。次のダービーグランプリを見据えた仕上げだったのは間違いない（陣営も当初からのプランとコメントしている）。


問題は、相手との力関係と他場でのレース。

ミックファイアが強すぎるのは分かっているが、ヒーローコールに負けている東京ダービー2着マンダリンヒーロー、同4着サベージとは互角に戦えていいパフォーマンスと考えている。

この2頭とは、勝負度の違いもある。マンダリンヒーローは、戸塚記念から中1週半でダメージが少なく、3歳同士のレースを選んでの参戦。サベージは、東京ダービーからの休み明けで「まだまだ仕上がり途上」というコメントを出しているくらい。

一方で、王冠賞を使って、前走以上に中間負荷をかけてプラン通りに狙っての出走。南関東馬に勝負を挑む調整過程になっている。去年は道営三冠を惜しくも逃したシルトプレ（最後の王冠賞で2着）が、東京ダービーの1着カイル、2着クライオジェニック、5着ナッジを撃破。門別だから弱いということはない。


力関係より気になるのが、他場で走った経験がないこと。去年のシルトプレは、門別時代に川崎遠征をしていて、一旦南関東に移籍して大井でも走っていた。ベルピットは、門別しか走ったことがなくて、他場でのレース経験がない。だから、輸送競馬も経験がない。この影響が走りに出ないかが課題になる。

この課題をクリアしたら、ミックファイアに勝つのはきついが、勝負度の高さとJBC2歳優駿で見せた交わされても粘れる持続力で2着が取れていい。




単穴は、マンダリンヒーロー

前走の戸塚記念は、スタートは良かったが、内から前に行くヒーローコールを見ながら好位外の6番手から追走。2周目向正面の全体のペースアップについて行って、4コーナーで2番手上がったが、ヒーローコールはかなり前。最終的に1.3秒差2着。

戸塚記念の予想には、「勝つとしたら、思い切って逃げて、自分から動いてズブさを前にいる有利さでカバーできたり、相手が崩れたり、想定以上に使っての良化が大きかった時。」と書いていた。

ヒーローコールの後ろから勝つのは無理なので、安藤洋一騎手がこのチャンスを活かして一発狙うかを注目していた。結果は、無難に乗って普通に負けた。


今回は、どれだけパフォーマンスを維持できるかが課題。

戸塚記念から中1週半で、ダメージが少なくて、3歳同士を選んでのここへの出走。勝負度は高くないので、ミックファイアを倒しに来たのではなく、今の状態なら2着が取れるかなという参戦に感じる。

サンタアニタダービー2着で世間の評価が爆上がりして、黒潮盃でヒーローコールより人気になったが、やっぱり海外と日本では別なので国内のレースでの評価をしないといけない（ちなみに、黒潮盃はヒーローコール頭固定で3連単的中）。

普通に走れたらベルピットに先着できていいが、臨戦過程と勝負度の差で3番手評価にした。




4番手は、ニシケンボブ

前走の王冠賞は、逃げ馬を追いかけるように2番手を取りに行ったが、内のベルピットに抵抗されて3番手から追走。4コーナーで早め先頭に出たベルピットを追いかけたが、じわじわ差を広げられて2着。

三冠全てベルピットの2着だったが、2歳時の走りを考えたらかなり成長した走りをしている。時計のかかる馬場の園田で兵庫ユースC3着、菊水賞3着と結果が出なかったので、門別に戻す判断をしたのも正解だった。


相手はかなり強いが、南関東勢の勝負度は感じない。ミックファイアが3コーナー前に先頭に出るようだときついが、4コーナーや直線に入ってから先頭に出る展開なら前で残れる可能性はある。

時計が出る馬場の方がよくて、距離も2000mの北海優駿がベルピットとの着差が一番小さかったので歓迎。ベルピットと一緒に前で粘って、3着に残ることを警戒して押さえておきたい。





※以下は、買わない馬の評価。

ルーンファクター
やまびこ賞、不来方賞を岩手重賞を連勝しているが、クラシックトライアル10着だった馬。佐賀の馬場が合わずに、岩手に移籍して大成功したが相手が悪すぎる。


タイガーチャージ
前走の戸塚記念は、いつもと比べると出脚が鈍くて、後方3番手から追走。2周目向正面で外から動いて、中団外まで上がって3コーナーへ。直線で外に出して、じわじわ伸びてゴール前でドラケンを交わして3着。結果的に出脚が鈍くて前に行かなかったことで、ヒーローコールに潰された馬をうまく拾って馬券圏内まで持ってこれた。強くなった内容ではない（ドラケンの積極策での失速のアシストもあった）。

前走の走りを見ると、時計が出る馬場より時計がかかる馬場で持続力が活きる方がよさそう。盛岡の馬場だと、ミックファイアを倒しに行くような乗り方をして失速した馬をどこまで拾えるかになる。相手の凡走頼み。


サベージ
前走の東京ダービーは、ゲートでバタついていたがゲートは出て、そのまま控えて最後方から追走。向正面で残り800mくらいから進出開始。コーナーでも位置を上げて、5番手まで上がって直線で大外へ。そこからじわじわ伸びたが、残り100mで脚が止まって4着。自分の競馬に徹して、力を出し切った。ただ、2000mは少し長くて、相手も強かった。

今回は、2000mでミックファイアが今回もいる。ヒーローコール以外に先着しているマンダリンヒーローがいて、勝負度の高いベルピットまでいる。この相手で、東京ダービーからの休み明けで「まだまだ仕上がり途上」というコメントを出している。

自分の競馬に徹して、前半遅い入りで前がどれだけ止まってくれるかを考えると評価が下になった。想定と違ってミックファイアにマンダリンヒーローが早めに仕掛けていくような展開になったら、直線で浮上してくる可能性はある。でも、ミックファイアから買うのでここまで押さえず。



ウマニティの地方競馬は、MAX5000円から10000円に変わっていたのに気付いていませんでした。10月からMAX10000円想定の買い目になります（他サイトがMAX10000円想定なので、ウマニティ用に修正しないでいいのでありがたい改修）。