PP指数の各馬の(前走指数＋前々走指数＋近5走の最高指数)÷3で算出した『能力値』は、高い順にレレマーマ(18.0pt)、ファームフェイス(15.3pt)、アジアンテースト(15.0pt)、ケンコンイッテキ(14.0pt)、メイショウジーク(13.0pt)。能力値は競走馬の能力と勢いを示すものであり、原則として本命馬は、能力値5位の中から選出するというスタイルで予想を行っています。

　よって、◎には、デビューから芝路線を使われ、勝ち切れないレースが続いていましたが、ダートに路線に転向して2連勝した(3)ファームフェイスを推します。前走は休養明けで4着ながらもメンバー最速の上がりをマーク。これでダートでは出走メンバー中、全て最速の上がり3Ｆをマークしているように、底を見せた感がありません。今回のメンバーでは能力値2位。上昇の3歳馬の勢いに期待します。

　○は、スタート後に躓いて後手を踏んだ3走前・ごぎょうＳこそ12着と崩れたものの、それを除けば全て掲示板入りの(5)メイショウジーク。休養明けの前走ではオーバーペースの大逃げを打ち、勝ち馬と0.4秒差(5着)と好戦。レース内容そのものはとても良かったのですが、今回で疲れが出ても不思議ないレースぶりだったことを嫌いました。二走ボケを起こす可能性もあります。

　▲は、デビュー3戦目、初ダートの前々走・未勝利戦でいきなり結果を出した(4)ブランオラージュ。初めてのダートで即通用するのは、◎ファームフェイスがそうだったように、ダートでの素質が高ければこそ。実際に休養明け2戦目の前走では、500万下を完勝しました。今回はさらに相手が強化されますが、3歳馬の勢いからも侮れないでしょう。

　以下、特注馬として、このクラスで2度の連対実績がある(16)ケンコンイッテキ。この馬は前走このクラスで10着に凡退していますが、前へ行った2頭が競り合ってのオーバーペースに巻き込まれたのが敗因。前々走で500万下圧勝の実績から、基調の低下は考えづらいので、巻き返しを警戒しました。

　△に近2走は出負けして凡退も、3走前の500万下Ｖ時にマークした指数はここでも通用するレベルの(8)アフターバーナー。この馬は追走力がないので、○メイショウジークが刻むオーバーペースも好都合でしょう。

　あとはこのクラスで3度の4着実績があり、ここでは最高指数が上位の(9)シゲルゴホウサイ。近2走は2桁着順凡退も、休養明け3戦目の変わり身を期待しました。ここで変われないと、この先も厳しいでしょう。

　他では、立て直した前々走でこのクラス4着と復調を見せた(14)タッチシタイ。この馬はもともとこのクラスで連対実績のある馬。前々走は差し、追い込み馬有利の流れに恵まれたことは確かですが、今回も展開に恵まれる可能性が高いので、浮上を警戒しました。後方から無抵抗に負けた前走・浦安特別は、二走ボケのパターンと見て、巻き返しを期待します。