春のダートマイル王決定戦『第３６回かしわ記念』（ＪｐｎⅠ、ダ１６００メートル）が１日、船橋競馬場で行われる。フェブラリーＳでＧⅠ初制覇を飾ったペプチドナイルをはじめ、ＪＢＣクラシックの覇者キングズソード、南関東３冠馬ミックファイアなど豪華メンバーが集結。トップホースによる熱き戦いが大いに期待できそうだ。

キングズソードが新王者に輝く。前走のフェブラリーＳはコーナーで外へ張る場面があったが、初めてのマイル戦で０秒３差の５着。上位に食い込んだのは能力がある証拠だ。初の船橋でも白い砂は大井で経験済みで、包まれずに運べる外枠も都合がいい。昨秋のＪＢＣクラシックで圧勝劇を引き出したモレイラ騎手とのコンビ復活は心強く、持ち味を発揮して豪快に切り裂く。相手はフェブラリーＳの覇者ペプチドナイル。初めての地方馬場がポイントだが、器用に立ち回れるのは魅力。好位で流れに乗れれば好勝負が可能だ。

２日目は３Ｒから稍重に回復し、時計は少し速め。ハイペースになれば差しも決まったが、全体的に見ると前残りだった。３日目は雨予報のため道悪が見込まれるが、どちらにしても逃げ、先行馬に注意。

◆森泰斗騎手「重くもなく軽くもない、いい馬場です。道中でうまく内をさばけるようなタイプがいいですね」

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