全馬解説
1.ウインマーベル 牡5
松山弘平 58　
器用さがあり、良馬場の内枠なら崩れにくい馬。　
3走前のスプリンターズＳは条件が良かったが、大きく出遅れたのが響いた。　
2走前のスワンＳは1400ｍへの距離延長ローテや外枠替わりでロスが生じながら0.4秒差と悪くない内容。　
前走の阪神Ｃは偶数番の内枠でスタートが決まり、重賞としては水準レベル勝ち。　
引き続き内枠はプラスだが、道悪はマイナス。奇数番替わりで出遅れのリスクは高まる。

2.サンライズロナウド 牡5
古川吉洋 57　
3走前の六甲アイランドＳはハイペース先行で展開不向きだったうえ、直線もややスムーズさを欠いた。　
2走前の新春Ｓは3勝クラスとしてはやや低レベル勝ち。やや掛かっていたが、控える形で勝てたのは収穫。　
前走のシルクロードＳは1200ｍで折り合えたが本質的に忙しかったし、内荒れ馬場で内を突いたのも響いた。　
追走面で距離延長はプラスだし、折り合い面で内枠もプラスなので上昇が見込める。乗りにくい馬なのでテン乗りは割引。

3.サトノアイ 牝6
田口貫太 55　
近6走は1200ｍがやや忙しかったし、近2走（タンザナイトＳ、北九州短距離Ｓ）は外目の枠も響いた。　
距離延長や内枠替わりはプラスで上昇が見込める。

4.ルプリュフォール セ8
岩田康誠 57　
出遅れやすく不器用な馬。　
2～4走前は1400ｍでほぼ力負けの形。　
前走の京都金杯は出遅れたし、やや長い1600ｍで折り合いも欠いた。　
1400ｍはベストだし、折り合い面で距離短縮ローテの内枠もプラス。多頭数で出遅れたり流れが緩むと厳しいが、淀みない流れでスムーズに運べれば上昇が見込める。

5.メイショウチタン 牡7
藤岡康太 57　
左回り1400ｍですんなり先行が理想の馬。　
前走のコールドムーンＳはダートなので度外視でいいが、4走前と2走前（パラダイスＳ、オーロＣ）は得意条件で力負けの形。　
右回り替わりで大幅な上昇は見込みづらい。

6.タマモブラックタイ 牡4
角田大和 57　
道悪の1400ｍがベストの馬。　
3走前のオパールＳは雨は良かったが、久々で1200ｍもやや忙しかった。　
2走前のスワンＳは1400ｍは良かったが、京都外回りの高速馬場が合わなかった。　
前走の北九州短距離Ｓは久々で1200ｍがやや忙しかった。　
今回は道悪の1400ｍというベスト条件だし、内枠もプラスなので上昇が見込める。

7.スマートクラージュ 牡7
池添謙一 57　
良馬場の内枠で上がりが掛かる状況向きの馬。　
3走前の鞍馬Ｓは道悪が不向き、前走のセントウルＳは外枠でロスが生じて上がりが速い状況も合わなかったが、どちらも崩れず3着と悪くない内容。　
1400ｍは問題なく中枠替わりはプラスだが、雨が降るのは割引。

8.カルロヴェローチェ 牡4
酒井学 57　
これまで全レース掛かっており、折り合いが課題の馬。　
2走前のＮＨＫマイルＣは距離延長ローテの1600ｍが響いたが0.4秒差と悪くない内容。　
前走の洛陽Ｓは長期休養明けの1600ｍでかなり掛かったし、内荒れ馬場の内枠も響いた。　
叩いて距離短縮ローテの1400ｍはプラスだし、道悪もプラスに働く可能性が高いので、ある程度折り合えれば大幅な上昇が見込める。ハイペースが理想。

9.サトノレーヴ 牡5
小崎綾也 57　
2走前の勝浦特別は内をロスなく運んで2勝クラスとしては高レベル勝ち。この時点でオープンを勝てそうな能力を示した。　
前走の朱雀Ｓは3勝クラスとしてはやや低レベル勝ちだが、休み明けで完調ではなかった。　
全く底を見せず能力的には上位だが、血統面で1400ｍへの距離延長はマイナスの可能性が高い。長期休養明けも割引。

10.デュガ 牡5
松若風馬 57　
スタートや折り合いに課題があり、左回りで少頭数外枠が理想の馬。　
3走前の毎日王冠は1800ｍが長く、出遅れて掛かって自滅。　
2走前のスワンＳは揉まれて掛かったし、コーナーで外にモタレる面もあった。　
前走の洛陽Ｓは1600ｍがやや長く、出遅れて掛かって自滅。　
1400ｍへの距離短縮や道悪はプラスなのでまともに走れば大幅な上昇が見込めるが、常に自滅のリスクがありあてにしづらい。

11.ボルザコフスキー 牡5
ムルザバ 57　
スタートが課題で、上がりが速過ぎない状況向きの馬。　
2走前のファイナルＳはスタートが決まり、上がりが掛かる状況も良く3勝クラスとしては水準レベル勝ち。　
前走の洛陽Ｓは4頭分外を徐々に進出してロスが生じたし、3角接触不利もあったので溜めていればもっとやれた可能性が高い。　
1400ｍは問題なく、道悪はプラス。出遅れて流れが緩むと厳しいが、スタートを決めて上がりが掛かる状況なら上昇が見込める。

12.ホープフルサイン 牡8
原優介 57　
抜け出すと物見をする面があるので馬群で溜める形が合う馬。　
2走前のタンザナイトＳは内枠でスタートも決まり、ロスなく運べて力を出せた。　
前走のシルクロードＳも内枠でスタートが決まったが、内荒れ馬場が響いた。　
道悪は合うし1400ｍも問題ないが、外目の枠替わりはマイナス。

13.ワールドウインズ セ7
角田大河 57　
他馬を気にする面があるので少頭数が合う馬。　
前走の洛陽Ｓは多頭数内枠だったが、内荒れ馬場でばらける状況になったのが良かった。　
多頭数の内回りはマイナスだし、1400ｍもやや忙しい。道悪はプラスだが、開幕週の外枠で距離ロスが生じるリスクが高い。縦長のハイペースが理想。

14.エンペザー 牡5
高倉稜 57　
3走前のリゲルＳは休み明けだったし、上がりが速い状況も合わなかった。　2走前のすばるＳはダートで度外視。　
前走の洛陽Ｓはハイペース先行で展開不向き。　
上がりが掛かりやすい内回り1400ｍは合いそうだが、開幕週の外枠で距離ロスが生じるリスクが高い。

15.ダノンティンパニー 牡6
ルメート 57　
3走前の山陽Ｓが2勝クラスとしてはやや高レベル勝ちだが、外を回るロスが生じたうえ直線騎手がほとんど追わなかったので着差以上の強さ。この時点で重賞を勝てそうな能力を示した。　
2走前の六甲アイランドＳは休み明けながら3勝クラスとしては高レベル勝ち。　
前走のニューイヤーＳは出遅れた後に押して行ってかなり掛かったうえ、直線スムーズさを欠いて不完全燃焼。　
ここでは能力最上位なのでまともに走れば大幅な上昇が見込めるが、今回もスタートが課題。多頭数で出遅れて緩い流れで外を回る形になると厳しいので、淀みない流れで自力勝負の状況が理想。

16.アサカラキング 牡4
斎藤新 57　
2走前のジングルベル賞が平均ペース逃げで2勝クラスとしてはやや高レベル勝ち。　
前走の山城Ｓは3勝クラスとしては水準レベル勝ちだが、ハイペース逃げで着差以上の強さ。　
今回は外枠なので前半脚を使わされそうだが、先行馬が少ないメンバー構成は好材料。控えて外を回る形だと良くないが、すんなり逃げられれば上昇が見込める。

17.カリボール 牡8
和田竜二 57　
2走前のタンザナイトＳは雨で時計や上がりが掛かる状況が良かったが、前走の北九州短距離Ｓは時計や上がりが速い状況になりパフォーマンスを下げた。　
1400ｍへの距離延長や道悪はプラスだが、開幕週の外枠で距離ロスが生じるリスクが高い。

18.メイショウホシアイ 牝6
泉谷楓真 55　
1400ｍで上がりが速過ぎない状況が合う馬。　
前走のタンザナイトＳは1200で緩い流れを意識的に控えたのが裏目に出た。　
1400ｍへの距離延長はプラスだし、阪神内回りや道悪もプラス。大外枠でも出して行けばすんなり2、3番手を取れそうなメンバー構成や枠の並びだが、陣営が「末脚を生かす」とコメントしているのが不安。距離ロスを軽減できる展開になれば上昇が見込めるが、控えて流れが緩むと厳しくなる。